2008年3月10日月曜日

健康にも原因があるという それを家庭医としてどう生かす?

高校時代の友人と札幌で初めての再会
故郷が同じ人とまさか札幌で・・・とは・・・
気づきと学びに満ちた数時間でした


そして、 「健康の謎を解く」という名著を、札幌往復で読破!!
スーパー北斗は乗り心地がいいね!
気持ちよく読書が出来ました!




ジェットコースターに久しく乗っていないのですが、
友人と会って、この本を読んで、
ジェットコースターについて考えました


ガンガンと徐々に高度を上げ、
フッと一瞬の空白、
直後の急降下
その後はグングン上下左右に体を振られ、
グルグルめまぐるしく変化する視界


小学生の時に、「楽しい!!」と言って、
同じコースターに乗り続ける友達がいました



「なんで楽しいのか?」 ちょっと想像してみました

これが、道を歩いている途中に突然体が浮いて、
ジェットコースターと同じ動きが空中で起こったら、
楽しいどころか、かなりの恐怖体験・・・になるな~と


と、考えると、 ジェットコースターが楽しいのは、
認識可能なレールの上を走り、
数分間で終了するという信頼感のおかげ?


信頼感とは、 「どうなるのか」という予測と「なんでなのか」説明がつくこと
つまり、 「何が起こっているのかわかる」という現実把握感があること、
が大切になります


人生も「何が起こっているのかわかる」=予測と説明がつく感覚が、
より健康と感じるための要素になる と、この本にありました


わかること=認識可能→対処可能となります
認識+対処→有意義、有意味と感じます


軽症でも病気になると、 ストレスを感じ、不安や、混乱に陥ります
その中で「何が起こっているのかわかる」ように家庭医としてサポート出来ると、
その人なりの対処が可能となって、
健康の支えになれるのでは…と思いました


う~ん どんなサポートできるのかな・・・
・不明なこと不安なことを話しやすい雰囲気作り
・丁寧でわかりやすい説明
・病態生理を噛み砕いて話す力
・医学の不確実性を共有して共に耐える作業
・その基盤となる医師患者関係
など・・・
かな・・・


もともとその人の中にあるものなので、直接変化を起こせるわけではないと思いますが、
家庭医として長期的なかかわりができるようになれば、
何か変化につながることがあるかもしれないと思いました

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