2008年5月19日月曜日

「自然なのに、自然と思えないこと」が自然なのか

生きていると、
辛いことや悲しいこととも出会います


今までも、決してHappy一色ではなく、

毎日毎日変わらない辛い日常に心が折れそうになったり

ある出来事が、ずっとずっと頭から離れなくて思い出すたびに心が苦しくなったり

・・・しました


家庭医という仕事を通して、
出会い関わる方の辛い出来事や、心が苦しくなる経験に
よく出会います
本当によく出会います


今日例えば雨が降っていても、
何気ない日常なら何も辛い気持ちにはならないのに、
例えば、遠足の日だったらとても辛い気持ちになります

自然のことなのに、
期待や希望や祈りや、時々欲が入って、
一気に不自然に見えてしまって、
辛くなります


自然なことを、自然なことと、思えない
そんな生き方になってしまっている自分が今日いました


四川の大地震だって
病棟にいる患者さんたちの病気だって
本当は自然なことなのに

祈りが届かず、抗う気持ちが動いた日でした

とある病気の初発と出会って心がぐらぐらです


ま、そんな日もありますよ・・・


ぐらぐらしたのは、
その人の背景と向き合っていたから・・・

この衝撃はその人の衝撃のほんの一部だと、
逆転移を相手を知るためのツールとしている自分がいることを再確認


と、冷静ぶって書いてみたけど、やっぱり辛い

苦しみから癒しが生まれると言ったMcWinneyの言葉が遠くに聞こえる・・・