2009年9月5日土曜日

家庭医療を学生さんに伝える機会からの学び

7月・8月に学生さんが3名も更別診療所に見学・実習にいらっしゃいました

2年生!という挑戦もあり、母校の後輩も来たりと楽しい限りでした

更別の指導医が以前から学生実習の基盤や環境をがっちり造っておられ、かつサポートも十分だったので、
事前のコーディネートやニーズに合わせたプログラム作り、振り返りの司会などを負担なく経験する貴重な機会にもなりました


何れの学生さんも、よく見ているな~・よく感じているな~という感想やコメントを適宜・そして最後のまとめで出してくれました

実際に家庭医が働く現場で、家庭医の言動を見ているからこそなのでしょう
改めて勉強させられる気持ちになりました

その感想やコメントをベースにして2回「家庭医療とは」についてレクチャーしましたが、
いずれもストンと入ったようです

レクチャーでは『生物心理社会モデル』が必須である(言わないようにして試みたら難しかった)こと、
医学の発展の歴史的経緯や、医学部と家庭医療の現場とのGapを伝えることが有効だったと感じました
『問い』をどんどん立てながら、リラックスしたインタラクションで話してとしても楽しいレクチャーでした

1:1では家庭医療の発展のごとく現場と理論の往復でこんな感じいけそうですが、
これが家庭医の現場を離れて、家庭医の言動を見ていない医学生のmass相手だとどんなレクチャーがいいのでしょうね?

かつてFPIG関西の活動、何回か夏期セミナーでも講師をしていましたが、今後もテーマになるのでしょうね~