2010年1月21日木曜日

後期研修後のFeedbackをどうデザインするか?

最近の悩み事・・・

後期研修を終わってから、誰にFeedback貰うか?
今までは有難いことに指導医からや360°で貰っていました・・・
後期研修が終わった来年度からは??という悩み


結局答えは、自分・・・
自分で改善点に気づいて、自分で修正する学習サイクルを回せばいいと考えていました

が、それだけでいいのか?


やはり、客観的な視点は大切・・・(それを感じる後期研修でもあったし・・・)

特に怖いのが、「○○らしい」「○○の味」という、妙な納得や諦観をされてしまうこと・・・。
それが天井になって、それ以上の成長がないと・・・と考えてしまいます。

そういった意味では、HCFMのフェローシップは“フォロー”シップにもなっているので楽しみです


私淑している中原先生のブログの記事にこんなことが書いていました。
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専門家がフィードバックループ(自分の活動を修正するためのフィードバックを誰から得るのか)をいかにデザインするか、という話。

よい学習者とは、自分自身の活動に対する他者からのフィードバックの機会を、自らデザインし、そこで得たフィードバックを自己の活動の変化に役立てることができる人をいうのかな、と思う。

他者からフィードバックをもらう機会や関係を意図的に自分でデザインしなければ、自分の活動には、なかなか修正がかからない。
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『他者からのfeedbackを自らデザインする』

この一言にやられました。欲しかった言葉でした。


そう考えると、大学時代のテニス部は『他者からのfeedbackを自らデザイン』がありました。

それは試合が終わると、後輩にも「アドバイスお願いします」と試合の評価を貰いに行くというルーチン。
当時、試合にも出ていないのに、大先輩のレギュラーからこの言葉を言われて困っていたのですが、徐々にそう聞かれるから観察しよう!という状態になっていました。

後輩が先輩に、イレギュラーがレギュラーに本来は言い難いアドバイスを、貰えるデザインでした


さて、方向は見えたものの具体的にどうデザインするか?が課題ですね・・・

結局はビデオレビューが強力なツールになりそう

診療ビデオレビュー
会議ビデオレビュー
教育ビデオレビューなど・・・ 

生の様子を観察してもらって、気づいていない自分に気づき、
他者からのFeedbackをデザインするには最適かもしれません・・・

あとは、日々の患者さんやスタッフの反応でしょうか・・・
しっかりキャッチしたいものですね・・・

そして、責任を持って行動したことの結果そのものでしょうか・・・