2009年4月25日土曜日

見えないものを見る力の大切さ

十勝毎日新聞という地域紙に着任の記事が掲載されました
http://www.tokachimail.com/sarabetsu/
前後して診療所便りが村で配布されました

それからというもの、
学校健診に出かけたり、
特老スタッフとの飲み会や、
近隣の茶道の教室で、
良く知られていると感じる発言を貰います

「先生関西出身なんでしょ?」
「たしかテニスをされるって。。。7月に大会が有るのですが・・・」
「もうお父さんなんですよね・・」

発信された側は、影響を見積もれませんが、
反応が帰ってきて始めて、周囲からの関心や注意を感じることが出来ました

自意識過剰なのかもしれませんが、
例えば村の温泉で
「今度の先生は、滋賀出身だって・・」
「どうりで訛りがあるんだね~」という会話も有るかもしれません


自分の見えない影響をどう自覚するか…
大切な課題であり、大きな成長のための鍵のように感じました


以下、2009年4月16日の記事より
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村国保診療所 後期研修医 松井さん木田さん着任


 村国保診療所(山田康介所長)にこのほど、後期研修医の松井善典さん(28)と木田盛夫さん(31)が着任した。2人は「地域に根差した医療現場で学びながら、患者の役に立ちたい」と張り切っている。

 松井さんは滋賀県出身。滋賀医科大医学部在学中に「家庭医」を志し、卒業後に室蘭や礼文島、札幌の各病院や診療所で研修を積んだ。「家庭医療について、自分の言葉で経験談を話せるようになってきた」と話す。

 思い出深い患者も増えてきたといい、「更別でも多くの出会いがあれば。子供たちと触れ合う機会もほしい」と意気込んでいる。趣味のテニスと茶道も楽しむ予定だ。

 木田さんは岐阜県出身。山形大学医学部を卒業後、沖縄県の病院で5年間の研修に臨んだが、家庭医を目指し、道家庭医療学センターの後期研修生として応募。今年からさらに3年間の研修を積む。

 「更別は新たなスタートの場。介護士、保健師を含めた地域コミュニティーの中で包括的に治療を実践している。地域医療を学ぶ身だが、住民の皆さんにできる限りの医療を提供したい」と話す。

 ともに研修期間は9月末までの半年。同診療所は3月末で安藤高志医師が上川管内の診療所に移り、福井慶太郎さんも研修を終えて離任。今回、松井さんと木田さんが加わったため、3人体制は変わらず、診療時間や科目などへの影響はない。(北雅貴)