2012年6月13日水曜日

故郷での乳幼児健診デビューで感じた資源

今日は長浜に帰って来て初めての乳幼児健診でした~。


 乳幼児健診は家庭医として、地域の子供たちと子育て中のお母さんたちに関わる大切な機会なので、赴任早々からこの機会を頂けたH先生やスタッフの皆さんの準備に感謝の気持ちでいっぱいです。

指さしするのも大切な評価項目です
 (娘、当時1歳)
初期研修と後期研修での小児科研修で得た学び、そしてその後の2年半更別村診療所で近隣のT町・N村の健診で得た学びや経験をフル活用できました。

 思いだすと、
T町は椅子と机で沢山来ててきぱき・・
N村は和室と座布団でまばらに来てのんびり・・
とそれぞれ味わいのある健診でした。

 そんな味わいのある2年半、お母さん方から頂いた色んな相談や、経験したフォローや紹介、そして何よりその後の保健師さんや発達の先生との情報交換会の内容が大切な資源になっていることを今日改めて確認できました。


 そして当時のBoss&指導医の「子供は社会の宝」という言葉も健診の心構えの資源として沁みついていますね。


 あと毎度ですが、親(4歳と10カ月の2人)としての経験も生きました。
特に「それは大変ですね~(>_<)」という熱のこもる(こもってしまう)共感や、
「今こんな時期じゃないですか?」という予想、「こうやってしてますよ」という助言、
そして「うちもそうでしたよ」「この時期はこんなもんですよ」という保障の資源にもなります。
*といっても、かつて「子育て自己評価を3/5点」と言ったら、「高めやね」と妻ツッコミ受けた身なので、わずかな経験ですが・・・

 今回健診について下さった保健師さんから、
「診察・問診がとっても丁寧」、「安心しているお母さんが多かった」、おまけに「先生につけて良かった」等と有り難い言葉を頂くことが出来ました。

 今日みたいな丁寧な診察、そしてその日一番のMother's Questionを聞いて、それに応えることをこれからも続けていきたいと思いました。

 今後、研修医の先生や学生さんを連れていく学びの機会としても大切にしたい場なので、いいデビューになったのであれば良いな~。あと来年は機会がもっと増えるといいな~。