2009年5月11日月曜日

モデリングのモチベーション

今週末、旭川医大で開催された勉強会に出張で行ってきました
北海道家庭医療学センターで毎年恒例となっている学生主催の勉強会です


行きは雪解けの三国峠、帰りは富良野を通ったので出張という名の観光ドライブでもありました
晴天+桜満開で一番春を感じる週末だったからかもしれませんが・・・


北海道家庭医療学センターの先輩も含め、4名のレクチャーを聞きました
内容はもちろんですがプレゼンスキルや講義方法が勉強になりました

最近のSelf awarenessで、『モデリングでの学びが多い』ということを知ったので、
余計に意識してレクチャーを聴いてしまいました


レクチャー方法のTipsの宝庫でした
以下一部抜粋です・・・

・『あえて自分なりの問題意識とその答えを持ち、伝える』
 演者がもつ問題意識を聞くことでグッと引き寄せられる感覚がありました
 あるテーマでの問題点やキモを説得力を持って説明されるといいイントロになります

・『概念は図にする』
 だらだらしゃべるより、ぐどぐど説明するよりすっきりです
 ただし図がシンプルなことが大切・・・

・『自分にとって大切な経験の語り部になる、そしてキーメッセージを抽出する』
 家庭医は患者さんのエピソードでのプレゼンをしてこそ!!と前々から思っているので、
 前半の『経験の語り部』は重要視していました
 ただ、そこから『キーとなるメッセージを抽出する』となると一味変わりますね~

・『自分が楽しくなる』 
 自分のネタでウケる芸人もアリというスタンスですね・・・
 聞いている人達の表情がとっても素敵な時間でした

・『百聞は一見にしかず、百見は一動にしかず』
 やっぱり経験してこそ学びが深まるんですね!!
 領域によってはリアルに近い模擬経験をデザインする事って大切ですね~


モデリングですが、
注意して観察する⇒取り込んで保持する⇒再生する
という3つのstepがあるそうです

そして、このいずれにもモチベーションが絡んでくると言われています

今回のモチベーションを考えてみると、
学生さんの反応も観察していたからこそ!!
と振り返って思いました


彼らが前のめりな姿勢への変化や、
思わずメモを走らせる瞬間、
深いうなずきがあるタイミング

そのときの演者の言動をモデリングするからこそ、
より強い保持ができて、今後再生可能なものになるんだろうな~と感じました

更別でもレクチャーの機会がわんさかとあるので、ひとつずつtryしていこうと思います


今回は500kmの旅路でした、GWと積算してこの一週間での走行距離は1500km弱・・・
北海道は広い!! 
レクチャーは深い!!