2009年6月14日日曜日

家庭医は土地を知り、土地を愛してこそ

この週末は、南十勝を縦横無尽にドライブしてきました
あいにくの雨でしたが、雨の十勝平野の美しさと出会えました

生活の場としても素敵だと感じていたのですが、週末のドライブでさらに好きになりました


お昼に大樹町でラーメンを食べているときに、
十勝毎日新聞(通称カチマイ)を読みました

改めて読んでみると十勝の情報が盛りだくさんで、とても勉強になる新聞です
たまに診療所の待合室のカチマイを読むのですが、毎日ではありませんでした

毎日読んでこその情報もあると思うので、明日から読んでみようと思いました


思えば、初期研修-後期研修1年目を過ごした室蘭でも室蘭民報を日々読んでいました
患者さんが多い新日鉄や日鋼に関係する記事や、各種イベント情報、そして訃報欄には目を通していました
『地方新聞があるところは、文化のあるところだよ』という父の言葉を実感したのを憶えています


新聞から文化を学び、そこに住む方々への理解が進み、
診察室でのアイスブレークや雑談に強くなった経験は財産になっています

それを思い出して、この十勝でも意識して取り組みたいと思いました


あと、ドライブも非常に大切ですね
本当は速度を変えて、散歩やサイクリングもそうなのでしょうが、
土地を知り、土地を肌で感じるにはもってこいです

『ビートが大きくなってきたな』
『患者さんが行っていた水はけの悪いところってここのことか~』
など、気づくことが多いです

室蘭、礼文、札幌、そして更別と、それぞれの土地と出会い、知り、そして好きになるプロセスに、
新聞とドライブは大切なものだと改めて感じた週末でした