2008年2月18日月曜日

親指の力加減すらコントロールの外にあること

久方ぶりのお茶の稽古でした

お炭手前 お運びのお薄 丸蜀を使ったお薄

お炭手前は手の動きが堅く、よく止まってしまい、
先生に「職場の緊張感そのままで稽古してるね」と指摘を受けてしまう
おお、その通りです…

お運びになり、少し落ち着き
今日はひとつ収穫
棗(なつめ)を清めるときの袱紗の抜き方が少し改善

ずっと課題だったけど、ずっと直らないままで密かに困っていたもの

先生のデモで、ふっと親指の力加減が変化する
抜こうとするより持ちあげようという意識が合う

今まで引っかかっていたものが、すっと抜けるようになったよ!
こんなに軽かったんだ!と感動


しかし、手前全体を通して親指の力加減はずっとテーマ
いつもいつも力が思ったより入ってしまっている
「ほら親指…」何度先生に言われただろう…

意識すると力が入るのは知っている
無意識でも力が入っているのが厄介なんです


きっと心の緊張が出やすい場所なのかな…
思い通りにならない自分がこんな小さな所にもいますね

掛物の「本来無一物」が遠くに見えた稽古でした

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