tag:blogger.com,1999:blog-65384459835675253432024-03-13T11:39:29.614+09:00滋賀の家庭医の気づきと学びと振り返り「浅井東診療所」と「関西家庭医療学センター」の家庭医の日々松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.comBlogger118125tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-75097773262246133092023-08-31T00:16:00.002+09:002023-08-31T00:16:37.180+09:00久々のテスト松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-9103694135892389292022-05-14T03:56:00.002+09:002022-05-14T03:56:09.062+09:00山に登ると海を漕ぐという人生の学びの時間<p> 関西FMの勉強会で、M先生が家庭医の学習方法を「山登り」と「波乗り」で説明していた。</p><p>山登りは、反復のプロになるため。</p><p>波乗りは、発見のプロになるため。</p><p>そう聞こえた。</p><p><br /></p><p>いろんな文献と経験と、今のM先生の旬な(凝縮された)レクチャーで美味しい!</p><p>これを専攻医の時に聞けていたら、家庭医ライフのエクスペディションはもっとクリアだったんだろうな。でも夢中で霧中だったからよかったのかもね。</p><p><br /></p><p><br /></p><p>リアルに登山やカヤックをしていると、その旅の仕方が違うな・・・という事を思い出した。</p><p>登山は軽いほうがいいけど安全性が大切。検証を怠れない。</p><p>カヤックは重くても大丈夫だけど快適性が大切。その日その日の停泊するビーチの探索が侮れない。</p><p><br /></p><p>必要な装備を備えて高度を上げるための身体性と、</p><p>波を読んで風を味方につけてパドリングする身体性は、</p><p>違う両者だけど相互に生きているように感じる。</p><p><br /></p><p>キャリアも山登りと波乗り(というか肯定される漂流)と昔勉強したな・・・。</p><p>Creative Selfの絵もカヤックに似ている。</p><p><br /></p><p>自分らしく生きていく、大切なバランス、安定性、漕ぐ力。</p><p><br /></p><p>日々の波風や季節やその地形からくる潮流、そして大きな時代の海流</p><p>生きたい場所に行けないこともあるけど、くるくるとバウが回ることもあるけど、</p><p>それも旅と思えたなら楽しめるのかしれない。</p><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgLD4Imkp55DFlDQjznJ5Ag4w4TrImjEfvpGDa9PuKRFc9oG1I5rnoJ0leq2HkHz-7MTv7XfrxTwDP_EAuavFeOehLGcB4XVNzhrKSIAQbfJeRIpdCNteHVFEpuHTg8YrUbtltWoFzxryuzo23SHWdh1twEtRAkJu_s3kIFEIdseUpNMJpO0tmNRoL6-A/s1582/Creative%20Self%E3%81%AE%E5%9B%B3.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="736" data-original-width="1582" height="149" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgLD4Imkp55DFlDQjznJ5Ag4w4TrImjEfvpGDa9PuKRFc9oG1I5rnoJ0leq2HkHz-7MTv7XfrxTwDP_EAuavFeOehLGcB4XVNzhrKSIAQbfJeRIpdCNteHVFEpuHTg8YrUbtltWoFzxryuzo23SHWdh1twEtRAkJu_s3kIFEIdseUpNMJpO0tmNRoL6-A/s320/Creative%20Self%E3%81%AE%E5%9B%B3.png" width="320" /></a></div><br /><p></p><p><br /></p><p><br /></p>松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-35200325248743058052016-08-25T23:23:00.003+09:002016-08-25T23:23:59.448+09:00インタビューを受けることの大切さ久々のブログです。<br />
<br />
リオオリンピックが終わりました。<br />
新しい家にはTVがなく…ネットや実家で遅れ遅れ五輪を見ました。<br />
<br />
テニスの銅、体操男子・レスリングの逆転劇、男女卓球、男子400mリレーなど後追いでも感動の瞬間でした。あと閉会式も最高でした。<br />
長男も「ゴリンピック!すごい!」と盛り上がっていました。<br />
<br />
オリンピック前後に選手はインタビューを受けています。<br />
このインタビュー、選手を強くもするし、弱くもするな…と思ってみていました。<br />
良い質問も有りますが、ああ〜それを聞くと良くないな〜というものも・・・。<br />
<br />
<br />
昨日は友人から、今日は滋賀県の南の病院の幹部の方からインタビューを受けたのですが、自分の記憶や心の気づかないところにスポットライトが当たった感覚がありました。<br />
<br />
これはインタビューをする人の関心や熱意、聴く姿勢によって変わるので、一概には言えませんが、答えることで自分が再構築・再発見されるなと感じます。<br />
<br />
診療スタイルに微細な配慮をしていたこと。<br />
今の営みの先の大いなる挑戦と夢を願っていること。<br />
<br />
時に忘れがち、気づかず自然体にしてしまいがちな自分の姿勢や信念を再確認できました。<br />
<br />
思い出すと、確か医師になって2年目か3年目の時に、所属組織のトップの2名が非常に言語化が卓越しているという認識と同時に、彼らは語る事・語らされる事にずっと晒されて来たからだという仮説をもっていました。やはりその通りなのかもしれません。<br />
<br />
滋賀に帰って来て、自分なりにも語る事・語らされる事に晒され、<br />
それでもまだまだ不足感やイマイチ感もありますが、答える事で自分を再発見・開拓する感覚は以前よりも強くあります。<br />
<br />
問いが人生を照らすことがある。<br />
誰かに問われる、尋ねられるということは非常に幸せな事かもしれません。<br />
<br />
<br />
これから増えるであろう「東京オリンピックに向けての質問」は、<br />
多くのアスリートの人達の人生に影響を与えるんでしょうね…。<br />
<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-75429786811160792362014-10-15T19:25:00.000+09:002014-10-15T19:25:00.372+09:00出会った人たちと何度も出会い直すことこの3連休は台風をかいくぐりながら、札幌と大津への出張でした。<br />
当初はFreeの3連休だったのですが、あれよあれよと予定が埋まって行きました。<br />
<br />
まずは去年行きたかったCare Do北海道へ。<br />
北海道が大好きなたくさんの多様な人たちが素敵な学びと交流の場を作っていました。<br />
<br />
素晴らしい人たちが集まっていたので、もっと混ざれる機会があれば良かったのですが、<br />
色々気になることや自分の役割もあり、十分できなかったかも。<br />
<br />
実行委員会の懇親会や二次会では、普段出来ない交流が出来ました。<br />
出会った人たちと何度も出会い直すこと。大切ですね。<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtB4yWGuXWUcKJjGmDcs6hBbmgBkr3UeZS2d2AienH8B8PDA2xgOCnqUtBoSwXQgHkKXn1rAIEXMmZRikkTJ4sphyAuOl2BXDxanBqc9RudmZrdnoxdK4LgzAlupKbu70XuhfLMzYF9GiH/s1600/2014-10-11+16.55.24.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtB4yWGuXWUcKJjGmDcs6hBbmgBkr3UeZS2d2AienH8B8PDA2xgOCnqUtBoSwXQgHkKXn1rAIEXMmZRikkTJ4sphyAuOl2BXDxanBqc9RudmZrdnoxdK4LgzAlupKbu70XuhfLMzYF9GiH/s1600/2014-10-11+16.55.24.jpg" height="240" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">Care Do北海道の実行委員長の山田先生(元上司です)の〆の挨拶風景</td></tr>
</tbody></table>
<br />
出会い直しで言うと、その翌日には数年ぶりに大学のテニス部のOB会に参加しました。<br />
思い出話に花が咲いて花が咲いて、楽しい時間でした。<br />
<br />
先輩や後輩が、当時や今の自分についての語りを聞く機会も多く、<br />
他者の目から自分を知る機会にもなりました。<br />
<br />
ついつい現役時代の熱い気持ちがよみがえって来て、<br />
3次会のノリで、滋賀医大の講義担当の早朝朝練に毎回参加することに・・・。<br />
大丈夫か!!<br />
最近、運動機会が少なかったので良いきっかけになりました。<br />
<br />
<br />
翌日は台風迫る中、滋賀県医師会の研修会。<br />
缶詰状態でしたが、滋賀の各診療所の先輩方との再会の機会にもなり、<br />
「診療所開設良かったね!」と声をかけてもらえたことは嬉しかったです。<br />
<br />
今回の10月の診療所開設のプロセスを通して、<br />
他の滋賀の診療所の先生方にも更なる尊敬の念が・・・。<br />
<br />
ひとつの施設を立ち上げたり、準備したり、経営したり、凄い努力と苦労があるんだろうな~と、<br />
研修会の後ろの席からその背中を眺めていました・・・。松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-45425129843894705022014-10-03T01:46:00.001+09:002014-10-03T01:46:15.001+09:00タイトルを「滋賀の家庭医の気づきと学びと振り返り」に変えました久しぶりの更新です。<br />
<br />
2年半勤務したあざいリハビリテーションクリニックは、10月1日から浅井東診療所となりました。<br />
小さい頃に通った懐かしい診療所の名前の復活です。<br />
<br />
また、過去のブログの説明にあった「関西家庭医療学センターを目指す家庭医」という言葉も、<br />
今は昔となり、この10月に「関西家庭医療学センター」の後期研修プログラムが認定され、本格始動となります。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-42768318619061856102013-11-19T03:18:00.004+09:002013-11-19T11:55:24.057+09:00タイの家庭医と一緒に家庭医療の卒前教育について語るもう10日前のことですが、11月7日にタイからの医学教育の視察がありました。<br />
家庭医療の卒前教育の『内容』と『伝え方』について大いに盛り上がりました。<br />
<br />
今回の視察は、京都大学の医学教育センターからの依頼で、家庭医療教育のフィールドとしてあざいリハビリテーションクリニックに、タイの指導医が2名(外科医と家庭医、いずれもプログラム管理をしている指導医)お越しになり、家庭医療教育について交流するという貴重な機会になりました。<br />
<br />
たった一日だけの交流でしたが、送迎の時の雑談・長浜市紹介から、<br />
訪問診療中の交流、そしてランチと夕方のカンファレンスで濃密な学びの機会に!!<br />
<br />
個人的な印象ですが、日本と比べて専門医制度の認定と試験の完成度が高く、またレジデンシーのローテーションの標準化がしっかりとなされていました。ただ一方でレジデンシーの母体が大学だったり、地方の病院だったりと多様だったことや、卒前での教育が大変という所は似ていて、夕方は、この「家庭医療の卒前教育」がメインです。<br />
<br />
「魅力伝えるのが大変なんだよね~」<br />
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi9dLLBt92HiBCmYtzOHkZZEUpjWNAv33tIkRf-kZDDJq5_-Tr_PlIV_d9oWfbYbUOHkRZelfrWypYtQK_o0bWMMTwEcAYBpRiNVrauj1sZtkvxDSR9T0VF0-X7RTQ7uB61KFk9Cl0RQJQd/s1600/2013-11-07+19.07.10.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" height="150" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi9dLLBt92HiBCmYtzOHkZZEUpjWNAv33tIkRf-kZDDJq5_-Tr_PlIV_d9oWfbYbUOHkRZelfrWypYtQK_o0bWMMTwEcAYBpRiNVrauj1sZtkvxDSR9T0VF0-X7RTQ7uB61KFk9Cl0RQJQd/s200/2013-11-07+19.07.10.jpg" width="200" /></a>「そうそう!!」<br />
「数を増やしたいんだけど人が増えないんだよね~」<br />
「一緒一緒!!」<br />
と言う感じで…かなり序盤は共感しつつ盛り上がりました。<br />
<br />
まず『内容』についてですが、いくつかの文献を紹介しながら進みました。<br />
<br />
・BPSモデルとホワイト研究は鉄板であること、<br />
<a href="http://healtorture.hutman.net/files/files/englearticle.pdf">http://healtorture.hutman.net/files/files/englearticle.pdf</a><br />
<a href="http://www.aafpfoundation.org/online/etc/medialib/found/documents/programs/chfm/whiteecologyofmedicalcare.Par.0001.File.dat/White_Ecology_of_Medical_Care.pdf">http://www.aafpfoundation.org/online/etc/medialib/found/documents/programs/chfm/whiteecologyofmedicalcare.Par.0001.File.dat/White_Ecology_of_Medical_Care.pdf</a><br />
・理論としてのBPSの方法論(例:PCCMなど)があること<br />
・学際的な用語が有効であること(例:病者役割From社会学)<br />
<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Sick_role">http://en.wikipedia.org/wiki/Sick_role</a><br />
などが話題になりました。<br />
問診でもFIFEや影響を受けているのがMcWhinneyというのも当たり前!!って感じでした。<br />
<br />
一番重要なのは、それらの『伝え方』!!と話題がうつりました<br />
今までの経験をもとに、<br />
・まずは導入の質問をつくる(Driving Question)<br />
・概念を伝え、その後に概念の背景を伝え、そして物語る<br />
・概念は少し伝え、反応を待ち、また少し伝える<br />
・事例や例えなどイメージを用いる<br />
などを話題にしました。<br />
<br />
そして日常診療をすることが、教育向きの事例を準備することにつながる!!という話題になり、<br />
これが結構Hitしていました。<br />
<br />
タイの方が各大学に家庭医療学講座があり、専門医制度もしっかりしている体制にあるので、<br />
卒前教育は日本の今だけでなく、未来の課題かもとも感じました。<br />
<br />
追伸:内容については、以下も参考になります。<br />
タイでも『「医学の不確実性」「複数の健康問題」大切だよね~』って感じでした。<br />
<a href="http://www.hcfm.jp/journalclub/2013/10/000666.html">http://www.hcfm.jp/journalclub/2013/10/000666.html</a><br />
我々の課題は、いかにこれを上手に伝えるか?の挑戦とノウハウの共有ですね!!<br />
<div>
<br /></div>
<br />
<br />
<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-44136854304850471902013-10-10T16:47:00.002+09:002013-10-10T16:47:48.467+09:00里親学生さんとのセルポア今週火曜日はセルポアという瀬田駅近くのオムライス屋さんで、<br />
里親学生さん達(滋賀医大のメンター制度のメンティー)と夕食を食べました<br />
水曜日の滋賀医大の講義前のこの時間は会食の定番時間になってきました<br />
<br />
<br />
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjrTOXaNQ6iA0UnBnsiyx4jc6S1g4s3LVk7uSFc-AU7u5Sm8hkykU3bUsCMW0yHDH7UR68D7heNBmwtNtAcuLwKpa-6rBshfKqiZ3tPcjXSuwZLz5FfORnved0WqRFL0_fuOhWegjn778zr/s1600/%E3%81%97%E3%81%90%E3%82%8C%E7%85%AE%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="133" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjrTOXaNQ6iA0UnBnsiyx4jc6S1g4s3LVk7uSFc-AU7u5Sm8hkykU3bUsCMW0yHDH7UR68D7heNBmwtNtAcuLwKpa-6rBshfKqiZ3tPcjXSuwZLz5FfORnved0WqRFL0_fuOhWegjn778zr/s200/%E3%81%97%E3%81%90%E3%82%8C%E7%85%AE%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9.jpg" width="200" /></a>もちもとポテト団子の肉じゃが<br />
しぐれ煮おむらいす<br />
サムライロック<br />
<br />
どれもこれも懐かしの定番メニューを飲み食べつつ、<br />
新しく合う学生さん達とも語らうひと時になりました<br />
<br />
セルポアは昔もっと小さいお店でアルプラの近くにあったのですが、学生時代の中ごろに移転して大きくなりました<br />
<br />
その時と変わらない店構えで、厨房にはシェフのMさんの姿はなかったのですが、<br />
それでも当時と同じお店でにぎわっていました<br />
<br />
<br />
学生さん達との時間も非常に面白かったです<br />
卒後9年ということは医学部1年生から見ると15年離れてるんですからね…<br />
こっちは大学の後輩と言うことで親近感を持って話していますが、向こうから見ると遠いんでしょうね~(と気にしてもしょうがないので、気楽に話すようにしました)<br />
<br />
里親制度は公式&マッチングのメンター制度なので基本上手くいきにくい制度です<br />
自然なメンター・メンティーの関係にはもちろん及びません<br />
なので肩ひじ張らず、まずは顔合わせをして、いろいろなきっかけ作りになればと思って接しました<br />
<br />
最初は緊張していた学生さん達も色々お話してくれました<br />
医師なった経緯や、最近の時間の過ごし方、大学のいろんな話、悩み事<br />
どれもこれも勉強になるというか、違う世界を教えてもらえるというか、<br />
貴重なことを教えてもらっているな~という時間になりました<br />
<br />
こちらも自由に思ったこと、感じたことを話すようにしました<br />
・鏡を見てのダンスの練習⇒自分を客観視すること<br />
・へたくそでもダンスバトルに出ること(人に)みられることで上達すること⇒現場で学ぶことの大切さ<br />
・好きな女優さんとその理由⇒演技、演じる中での個性<br />
・思わぬ学外活動への参加と時間調整の大変さ⇒沢山の舞台を経験することの意味<br />
・国境なき医師団への憧れ⇒災害医療・震災支援のときのロジスティック<br />
などなど…<br />
<br />
メンターとしてのキャリア的機能はまだまだの時間でしたが、<br />
心理・社会機能としての「役割モデルの提示」や「受容と関心」は出来たかな<br />
<br />
自分自身も学生時代や今を医学部の1-2年生に語り直すことで、<br />
色々自己認識を深める機会になりました<br />
<br />
これからどんな学生生活を送り、どんな成長や挫折を経験するのかはわかりませんが、<br />
遠くで(時々近くで)見守って行きたい学生さん達でした<br />
<br />
次回は縁ある高学年の人たちを誘って、何らかのケミストリーが起きたらと目論んでいます<br />
場所はセルポアがいいな~やっぱり<br />
<br />
<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-46940178401567182552013-10-06T02:31:00.002+09:002013-10-06T02:39:32.841+09:00施設での看取りの進化と出会う昨年4月から密に関わっている施設では、<br />
組織文化、看取り数の増加、そしてスタッフの思考錯誤などなどを背景に、<br />
今年は看取りのケアが進化しています。<br />
<br />
なんというか思いや気持ちがケアにつながっている感じ。<br />
思いや気持ちはともすれば、いろいろな障害で形にならなかったり、ひとりで空回りしたり・・・<br />
それが、目に見えてケアになっています。<br />
<br />
看取りの時に主に使われる部屋があるのですが、それが毎回その人の家の個室になる感じ。<br />
すごいな~と思って最近見ています。<br />
<br />
というのも、回診時に自分のその部屋からもらう温もりで、パフォーマンスが変わるからです。<br />
<br />
過去を知る展示があり、その人に接する際の敬意が湧いて来たり、<br />
家族の写真から、大切な家族の一人だと再確認したり、<br />
○○が好きだったんですね、○○が上手だったんですねと声をかけたり・・・<br />
<br />
部屋自体が、良き看とりのアフォーダンスを生んでいるんです・・・<br />
<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiiidfkqWGQOCRH-zaQyNTCSUyBA9z0Vd76Y1yaztH1MHQUObc0Pt1ezD0rUfDX2PmNc3lyX5E1SvMe5afKAs83KbDFT_n_4Ahy3KJXnv4CyA_OVzGjQAqUd9Al__WhxB1h698mwlKMMyYi/s1600/DSC_1419.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="132" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiiidfkqWGQOCRH-zaQyNTCSUyBA9z0Vd76Y1yaztH1MHQUObc0Pt1ezD0rUfDX2PmNc3lyX5E1SvMe5afKAs83KbDFT_n_4Ahy3KJXnv4CyA_OVzGjQAqUd9Al__WhxB1h698mwlKMMyYi/s200/DSC_1419.JPG" width="200" /></a></div>
<br />
家庭医療のケアは「標準的な医療の個別化」という、矛盾にも聞こえる、ケアをすることだと思っています。<br />
その施設でも、標準的な看取りのケアを究極に個別化していると感じました。<br />
<br />
在宅ではその方の長年の住まい=その方らしい空間で看取るのですが、<br />
看取りの時には、その施設の標準的な(老舗なので昔の)病室みたいな施設の部屋が、その方らしさに満ちた空間に設えられているのです。<br />
その過程を想像し、その空間でのケアのやりとりを考えただけでも・・・。<br />
<br />
その人の人生、生きてきた道のり、その人を見送る家族の思い、<br />
それぞれに配慮し、斟酌し、出たり引いたり、工夫したり、でも反省して修正したり、<br />
その揺れるケアの中で、豊かな時間が編まれ育まれている感じがしました。<br />
<br />
在宅医療も行っていますが、亡くなる場所にベストはないと思っています。<br />
在宅でも病院でも施設でも良いと思っています。<br />
<br />
この施設には亡くなる場所のベストとなるエッセンスがあると思いました。<br />
施設看とりが確実に増える時代に、この施設でのケアは一つの希望かもしれません。<br />
<br />
間違いなく、人が人を支えることがより大切になる時代に、この施設で育つ人材がこれからの看取りを支える大切な一人ひとりになると感じました。<br />
<br />
凄く勉強になる温かさを看取りの部屋から感じます。<br />
燃え尽きず、継続できる温度で、この温かさが続いて欲しいです・・・。松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-25883813684978506182013-05-20T16:46:00.001+09:002013-05-20T16:46:24.698+09:00いきいき健康フェスティバルに行ってきました、All 長浜!!って感じのチームが見えました<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEheLN___mrRQC46p_3K-S2xnabNp1dEbPAxpHdn-ivoWokZ00CVkeBm4s0ZJTB4zJEwjNRsMFxXfiL74m4DGWl3-0z4NjdkQzbWILZ1Z4rsb8wBvUcXCxmV_ZhABwk-7lEKqyHw3Mbc52I5/s1600/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%A3.PNG" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="129" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEheLN___mrRQC46p_3K-S2xnabNp1dEbPAxpHdn-ivoWokZ00CVkeBm4s0ZJTB4zJEwjNRsMFxXfiL74m4DGWl3-0z4NjdkQzbWILZ1Z4rsb8wBvUcXCxmV_ZhABwk-7lEKqyHw3Mbc52I5/s200/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%A3.PNG" width="200" /></a></div>
週末はこのいきいき健康フェスティバル2013に参加してきました<br />
<br />
ブースは「まちのお医者さん」<br />
本当は「いなかのお医者さん」なのですが…<br />
<br />
長浜市と京都大学医学部大学院医学研究科が共同で行っている、0次健診をきっかけに立ちあがったNPO健康づくり0次クラブが主催しているお祭りです<br />
<br />
<br />
思ったより派手!! フワフワで遊べたり、ロードトレインが走っていたり・・・<br />
消防車や救急車の展示もあり、そして起振車まで来ました!!<br />
<br />
うちの息子大興奮間違いなしです<br />
<br />
10時から16時まで、医師会の4人の先生と交代しながらいろんな健康の相談に乗ることができました<br />
<br />
「お医者さんかかっているけど、これで大丈夫?」<br />
「これって受診したほうがいいよね?」<br />
「これだと受診しなくてもいいよね?」<br />
という相談が多かったです。普段の診療と違う語りが聞けて勉強になりました。<br />
<br />
こうやって気軽に相談できる場もあると良いですよね。<br />
<br />
<br />
あと保健師さんはじめ医療行政の皆さん、看護師会や歯科医師会の皆さん、検査技師さんたち、<br />
リハビリのスタッフの皆さん、そして市立や日赤の先生方も休日返上で参加されており、<br />
All Nagahama!! という印象の場になっていました。<br />
<br />
このメンバーが日夜、市民の皆さんの医療について一生懸命汗をかいているんだな~<br />
としみじみしました。<br />
<br />
普段はこうやって一堂に会することは少ないのですが、フェスのお陰ですね<br />
年々良い会になるといいな~(前夜祭や打ち上げで横の交流なども是非!)と思いました松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-49248845397526229092013-05-10T01:15:00.002+09:002013-05-10T01:15:59.493+09:00恩師の最終講義衣笠塾という塾に、大学2年生から卒業まで通っていました。<br />
そこでは滋賀や京都の医学生等が集まり、医療についての様々なテーマで早川一光先生と座談会をするという場でした。<br />
<br />
一年生の時の医学概論でその塾の師である早川先生とはお会いしていたのですが、<br />
関わりが始まったのは、その一年後。「松井さん、早川先生の所に一緒に行きませんか?」と一年生のFさんが声をかけてくれたことがきっかけでした。<br />
<br />
月一回土曜日の夜に衣笠までFさんのスカイラインに乗せてもらい、<br />
元気について、命について、生き方について、死についてなどいまから思うと哲学的な話をしていたように記憶しています。<br />
<br />
丁度美山診療所の立ち上げの時期でもあり、一緒に美山町のイベントに参加したり、<br />
京都の他の開業医の先生との勉強会に参加したりもしていました。<br />
<br />
その後FPIG関西の前身となった勉強会にもなりました。<br />
懐かしや・・・。<br />
<br />
その早川先生の医学概論が今年の4月18日で最後と言う連絡をもらいました。<br />
可能であれば是非参加をとのことで、訪問診療のスケジュールを調整して参加してきました。<br />
<br />
・誰か助けを求められたら「僕が行く!」という精神が重要<br />
・医療者は手を大切に<br />
・医の道、看護の道によく来た! 遠くから眺める富士は美しいが登ってみると岩場でジグザク、しかも医と看護の山には頂上がない<br />
・医業はsymphoniesの時代<br />
・医学を総合人間学(哲学文学音楽宗教)の中に組み込もう<br />
・町衆の生活の中に医療がある<br />
・命のはかなさ、一瞬だからこそ大切に<br />
などなど、久しぶりの語りに「衣笠塾ってこんな感じだったな~」と当時を思い出しました。<br />
家庭医を知る前の自分が、家庭医療という概念と出会った時の衝撃やキャリアへのあこがれは、<br />
この語りや衣笠塾でのDiscussionで形成されてきた気がしました。<br />
<br />
そしてサプライズ!<br />
琵琶奏者の方を連れてこられ、「平家物語」と「雨にも負けず」が演奏されました<br />
初めて琵琶演奏を聴きましたが講義室に響き渡る大迫力でした<br />
<br />
演奏を聴いている早川先生からは、<br />
何かを伝えたい、何かを届けたい。それは一人ひとり違ってもいいよ<br />
でもこの音から命を、医療の本質を感じてほしいという佇まいを感じました<br />
<br />
まさかの最終講義で寂しい気持ちもありましたが、<br />
その場に居合わせることができ、また自分の持ち場でコツコツ頑張ろうという気持ちになりました<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-40537939436187423292013-04-03T00:41:00.001+09:002013-04-03T00:41:42.989+09:00あざいでの一年目の振り返り早いもので、あざいでの一年が経ちました<br />
<br />
8年ぶりの地元、新米雇われ院長、慣れない組織文化、親友との共同経営など<br />
大きな大きな挑戦の一年でした<br />
<br />
北海道のキャッチフレーズに「試される大地」とあるのですが、<br />
滋賀に帰ってきたこの一年こそが「試される湖!?」でした<br />
<br />
家庭医として、そして個人として<br />
初めてづくしの様々な役割や困難や出会いや機会があって<br />
その一つ一つの内省と教訓から学び、<br />
その一つ一つへの感謝と生かされている気持ちを味わいました<br />
<br />
<br />
時には厳しく生々しく、そして手ごたえややりがいもあり・・・<br />
<br />
家庭医療の実践者・指導医・研究者を目指してきたこれまでの7年間と、<br />
この1年間では全く質の違う時間が流れていました<br />
<br />
一人前の家庭医・指導医・経営者としての準備期がこれまでの7年間で、<br />
昨年から家庭医・指導医・経営者としての本格的な活動期に入った気分です<br />
節目を越えて立ち位置が激変したんだな~と思いました<br />
<br />
<br />
まだまだ課題も挑戦も山積していますが、<br />
少しずつ良い方向に向かっている実感もあり、<br />
この4月からも丁寧に楽しく過ごしていきたいと思います<br />
<div>
<br /></div>
松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-20883288890520015712013-01-20T02:53:00.002+09:002013-01-20T02:53:34.309+09:00AwayがHomeになる良さ今週はちょっとハード<br />
経営面での課題がいくつか浮上し、抱えている困難事例も山場を迎えた週でした<br />
<br />
そんな中、水曜日は午前の滋賀医大のいつもの講義だけでなく、<br />
夜は病院と地域の緩和ケア・在宅医療にかかわる職種の皆さんが集う湖北緩和ケア・在宅医療研究会でWSを行ってきました<br />
<br />
テーマは「退院前カンファレンス」<br />
8職種のシナリオを作成して、ロールプレイとその振り返りを行いました<br />
<br />
メッセージとしては、<br />
・医療やケアが進化と同時に分断しつつあるからこそ統合と協働が必要<br />
・チーム医療の概念を「院内から外のコミュニティ」に再定義する必要性<br />
・そのための他者理解と尊重が大切<br />
の3つで、ロールプレイを通して他者理解が進んだ時間でした<br />
<br />
参加して下さったメンバーのアドリブと協力がなければ上手くいかなかったので感謝です<br />
<br />
<br />
そして土曜日は一般医と精神科医との連携推進研修会で、<br />
地域の開業医の先生方と精神科の先生方(5名!!)の前で事例のプレゼンをしました<br />
<br />
プレゼンをいくつか区切り、途中途中でディスカッションするという学びの多い形式でした<br />
色々Positiveなコメントも頂けて安堵<br />
家庭医らしいContextual Careの事例だったので開業医の先生からも共感をもらえました~<br />
<br />
今週は<br />
・緩和医療や在宅医療に関わる多職種の場<br />
・メンタルヘルスに関わる一般医と精神科医の集まる場<br />
といずれも初めての舞台でAway感があり緊張もしましたが、いずれこの場がHomeになると良いだろうな~という感覚が得られました<br />
<br />
普段働いている診療所だけで医療やケアは完結せず、<br />
地理的な地域や人と人とのつながりの中で提供されると良いなと思いました<br />
そのための土壌づくりのような時間だったかもしれません…<br />
<br />
AwayをHomeにする<br />
家庭医には必要な日々の取り組みかもしれません…<br />
<br />
そう思うと滋賀医大の講義も大分Homeっぽくなってきました<br />
来年度は4年生にも講義の枠をたくさん(6コマも!!)頂けたので頑張ります!!<br />
<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-89831259449626485272012-11-25T23:26:00.001+09:002012-11-25T23:26:01.475+09:00そのワークショップは誰のもの?この週末は、岡山家庭医療学センター(FPCO)の2012合宿の講師をさせて頂きました。<br />
<br />
頂いたテーマは「EBM」<br />
なぜ私に??という疑問もわきつつ、これは意味がある機会と捉え5+1モデルの実践と意気込み、<br />
いつものように大量ダウンロードと主題とリズムを漬け込んで、<br />
それでも間に合わなくて親友の特大サポートを得て準備できました。<br />
<br />
EBMって不思議な切り口で、<br />
患者中心の医療の方法の実践の(特に共通の理解基盤を見出すための)要でもあり、<br />
家庭医としての(多様な価値観や不確実性への)寛容さを涵養するものであり、<br />
そのヒエラルキーの6S(昔は4S)で考えると、組織としての実践環境も重要で…<br />
自己変容学習から組織学習を貫くテーマになっていました。<br />
<br />
組織構造や経営形態からFPCOは個人的に親近感や親和性の高い組織で、<br />
実際働いている皆さんも、滋賀医大の先輩や滋賀の先輩、昔からの知り合いや馴染みの先生が多く、Awayではなく、非常にHomeな感じで講演ができました。<br />
<br />
プレゼンやファシリをしながら一番感じたのは、これは「松井の講演」ではないな~という感覚でした。<br />
もちろんストーリーや演出、表現方法は自分オリジナルであったとしても、<br />
コンテンツや語る立場は、親友のものだったり、所属している組織のものだったり・・・<br />
過去の家庭医療の重鎮のideaだったり…<br />
<br />
キュレーションWSという言葉があればぴったりかも<br />
<br />
<br />
そう思うと「組織に所属している」って、<br />
非常に重要で重みがあって意味があることですね<br />
もちろん「ソロ活動」も重要で重みがあって意味があるのですが・・・<br />
一人ではできない仕事をさせてもらえています<br />
<br />
一人ではできない語りを、代表で話している感覚を今回は経験できたからこその気づきです<br />
<br />
それにしてもFPCOの雰囲気は最高ですね~<br />
<br />
後期研修医からトップレベルの指導医まで幅広い対象でしたが、<br />
どなたもとっても前向きでMoodの良いチームでした<br />
<br />
これからも多方面でFPCO×HCFMの交流が続き発展していけばと祈っています!!! 松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-43161004947412575312012-11-18T01:12:00.001+09:002012-11-18T01:12:23.728+09:00大切なメッセージや思いだからこそ、そのCueは小さい<br />
<br />
今日は途中から怒涛の午前外来のあと、<br />
市民公開講座「自分らしい最期を、地域で考える」にシンポジストとして参加しました。<br />
熱い病院の先生と優しい訪問看護師さんとのコラボは非常に楽しかったです。<br />
支援して下さった長浜保健所のスタッフの方々には感謝でいっぱいです。<br />
<br />
<br />
市民公開講座の座談会では部屋いっぱいの40名ほどの市民や医療福祉関係者の方々からの質問・コメントが非常に勉強になりました。<br />
<br />
<br />
その後、後方支援病院との地域医療意見交換会に出席。<br />
普段お世話になっている専門医の先生方や地域の開業医の先生方、病院の連携室のスタッフの皆さんと普段できない雰囲気での会話ができました。<br />
この半年ちょっとで少し顔の見えるつながりが増えたことも実感できるひと時でした。<br />
<br />
<br />
そして家族とお風呂に入り、娘に絵本を読んで寝かしつけて、skypeでキャリアメンタリングをしました。「未来に幸あれ」と願いつつ、この道に入る時の思いや悩みに共感しつつ大切なメッセージを届ける時間になりました。<br />
<br />
<br />
<br />
今日いろんな場面で、いくつか偶然に繰り返されたPearlは<br />
<br />
<b>「大切なメッセージや思いだからこそ、そのCueは小さい」</b><br />
<br />
です。<br />
<br />
<br />
それを拾って扱えるか・気づくかがコミュニケーションではとても大切だと感じました。<br />
<br />
昨日の振り返りで、それを拾えておらず痛い目にあったと思ったので、<br />
今日は些細な一言の意味深さを感じやすかったのかも知れません・・・<br />
<br />
今日は(本当は昨日も、明日も)何気ないほんのちょっとした一言に、珠玉のメッセージが含まれていました<br />
<br />
松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-66402540893106334222012-10-11T01:17:00.003+09:002012-10-11T01:19:59.304+09:00滋賀医大の講義の反復の中で感じたこと。<br />
今日は久々の滋賀医大の講義でした。<br />
<br />
いつものように家庭医とは、家庭医療とはは一切語らず、事例を選んでもらって2Caseのプレゼン×ディスカッションをしました。<br />
<br />
以下学生さんが講義で感じた「家庭医に必要な能力とその理由」です。<br />
-------------<br />
・今までは家庭医は訪問して、いつもの処方してということの繰り返しで、家庭医に行く分患者さんに密着しているとは思っていましたが、ここまで考えて仕事をしているとは思いませんでした。患者さんそれぞれにストーリーがあって、疾患だけを見るのではなく、背景も見る、むしろ背景のほうが重要視されているんではないかと思いました。家庭医に必要なのは医師でありながらも、その人に隠された背景を読みとったり、入り込めるような人として才能も大切なのかなと思いました。なぜなら家庭医は患者さんや家族に信頼されることが第一歩だと感じたからです。そのためには患者さんのことを知らなければいけないし、そういった人柄であることが一番大切だと思いました。<br />
<br />
・単に臨床能力だけではなく、患者さんや家族と良好な関係を維持するコミュニケーション能力(関係を作ったり、保ったり、医師患者関係を崩さない)が家庭医には必要だと思います。プロとして良好な関係を保つというのは、患者を治療するうえで必要なことですし、また一線を引いて自分を守る上でも大切だと思います。<br />
<br />
・家庭医は病院にいる医師よりもさらに「患者に寄り添う」「患者の人生に関わる」要素が多くなる医師だと感じました。もちろんどこにいても大切なことですが、家庭医は具体的に実際にその患者さんの人となりを知って生活を知って、また家族をとりまく環境も知ることで、その患者さんにあったゴールを考えることができる、考えてしまわざるを得ない状況にいることができるんだと思いました。だからこそ、患者さん一人ひとりにあった方法を考えるために医学的知識を十分持っている必要があるし、またそういった患者さんの人生に関わるといった覚悟も必要だと感じました。また患者さんだけでなく、家族のケアというのも家庭医のすることなのかなと感じました。またこれだけ関わってくると、自分の精神面にも負担が来ることも多いと思うので、どこかで線引きをすることも大事だし、息抜きも大切だと思いました。家庭医になるには、人間的にも成長するのが大事だなと思いました。<br />
<br />
・幅広い医学的知識を持つことが前提としてまずあると思う。それがないと今日行ったようなディスカッションは行えないと思った。その上で単に疾患を治療するということだけでなく、患者さんの生活背景やキャラクター、家族などの周囲の取り巻く環境を加味して、最善を判断する能力が必要だと感じた。なぜなら基礎なる知識がないと何もできないし、患者さんの生活に触れて考えることが多いと感じたから。<br />
<br />
・老若男女問わず、幅広い疾患に対応できる臨床能力(とそれを得ようと日々努力する)・姿勢が最低限必要。そのうえで患者さんの考え方や生活背景などもふくめて、バランスのよい視点を持って診療に当たらなければならないと感じた。現状では専門医志向が強く、家庭医を最初から志すにはスタンダードとは言い難いので、その分野で一人前になるには、他人とは異なる道を歩むバイタリティや向上心、意思の強さも重要かもしれない。<br />
-------------<br />
<br />
講義も3回目で、過去2階よりも場に没頭と俯瞰のバランスを持ちながら、柔軟に展開できるようになってきた感覚があります。<br />
<br />
また、今日はより一層ローテ済の科や前日等の直近の臨床実習の影響があることも把握できたので、それらを確認したり、まだ研修してない科の内容でイメージしにくい事例であればもう少し写真や解説で前提の共有をもう少し手厚くしたいという課題も発見できました。<br />
<br />
あと難しかったのは、「家庭医=性格や才能」扱いかな。<br />
「外科=器用」ではなく、トレーニングで誰もがなれるし、確かに向き不向きはあっても、性格や才能ではないという話を図書館から書籍や文献を集めて最後にお話したのですが、いくつかの要素が重なって、やや力不足でした。<br />
<br />
難しい医師患者関係、今の日本では一般的にスタンダードでないキャリアを選ぶという困難、地域での住民や行政との対立で医師が去ることになったニュースについての質問などがあり、家庭医の良いところだけでなく、大変なところ、深い部分、プロとしての厳しさにも関心が集まってよかったです。<br />
<br />
学生の皆さん、Deepな事例と議論を3時間お疲れ様でした。松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-30127253153378491142012-09-20T23:48:00.004+09:002012-09-20T23:49:00.207+09:00アウェイでのプレゼン&ディスカッションはホームで生きる<br />
湖北医師会の一般医・精神科医連携推進会議に委員として出席してきました<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjSqr5TtnITygswDn4t-bfpcRlwDAqCSgS4LCWTpEtTaKMOOlmPSxSizJSO2AfWdyYMbjdmcyQJcS0xp3HtXXHL05juRZDEF23_pqXQmldNNH0F2Fn5xiJTtBPP1jkmVjQe-2SLeno086hG/s1600/IMG_2027.JPG" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" height="150" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjSqr5TtnITygswDn4t-bfpcRlwDAqCSgS4LCWTpEtTaKMOOlmPSxSizJSO2AfWdyYMbjdmcyQJcS0xp3HtXXHL05juRZDEF23_pqXQmldNNH0F2Fn5xiJTtBPP1jkmVjQe-2SLeno086hG/s200/IMG_2027.JPG" width="200" /></a></div>
<br />
今日は医師会員向けの勉強会の準備として、<br />
一般医の委員が経験したCaseを精神科医の先生方にコメントやFeedbackしてもらってPearlを集める時間でした<br />
<br />
その場で経験しているCaseをドキドキでプレゼンしました<br />
<br />
普通のCaseと思っていたのですが、<br />
「非常に幅広く丁寧に見ているのが伝わってきた」<br />
「先生の視点や姿勢を若い精神科の先生にも伝えたい」と、<br />
<span style="font-size: xx-small;">(妻によく注意される”気を遣って言ってもらえている御世辞で真に受けるとかっこ悪いよ”だったにしても)</span><br />
有難いFeedbackをいただきました(T_T)<br />
<br />
家庭医療と精神科とが共通している生物心理社会モデルつながりって<br />
<span style="font-size: xx-small;">(全員がそうでないにしても一部同士で)</span>あるのかもしれませんね…<br />
同期・先輩・後輩みてもキャリア移行が隣り合っている気がしますし・・・<br />
<br />
議論のポイントとしては(会員向けに)悲嘆やライフイベントによる鬱反応なのか大うつ病なのか?安易なSSRIの処方でないか?に設定したところ、<br />
<br />
「DSMを丁寧に使って大うつと診断しているので、そうであれば悲嘆やライフイベントによる反応であっても大うつ病の診断としてSSRIの処方は妥当」<br />
「確かに処方なしでも経過が見れたかもしれないが、この人のベースにある不安に対してこの種のSSRIが効いたと考えられる」<br />
などと議論が盛り上がり大変勉強になり、リアルTFCみたいな感じの時間でした<br />
<br />
耳学問だからこそ学べること、新たな視点も数多くあり、<br />
専門医の先生方とのコミュニケーションにおいて勇気や意味をもらえた時間でした<br />
<br />
緊張しましたが、自分の臨床の評価と患者さんのケアのためには大切な時間になりました<br />
<br />
今日までの経験と指導や研修にも感謝です・・・松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-17474164515310899572012-09-09T00:01:00.001+09:002012-09-09T00:03:22.442+09:00福岡の学会の振り返り学生時代ぶりに福岡に行きました。<br />
福岡はテニス部幹部時代の西医体等で甘苦い思い出がある地です。<br />
<br />
今回は第3回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の開催地!!<br />
<br />
<br />
行きは同僚と九州新幹線デビュー。<br />
いつも一緒にお酒を飲めないシフトなので、この時ばかりは新幹線でビール!(おっちゃんスタイルです(・_・;))<br />
<br />
AMEE(欧州医学教育学会)帰りホヤホヤの時差ぼけ状態のはずなのに、<br />
米原⇒博多までずっとAMEE報告漬けでした!!<br />
AMEEすごい。そして3時間延々と報告できる同僚はさらにすごい。<br />
(実は新幹線でいろいろ仕事する予定だったのですが、大興奮で聞いてしまいました。抱えている仕事やProjectにすぐ生かせそうな学びが満載でお得な時間でした。)<br />
<br />
<br />
さて、今回の学会は非常に歴史的な意味があると感じられる学会でした。<br />
プライマリ・ケア、家庭医療、総合診療の3学会が合併して約2年半。<br />
理事長・理事が新体制となり、導入の混乱期から成長期の入口が見えそうなフェーズに感じられ、特に学会の理事長が大会長というめぐり合わせの学術大会となり、そのコンセプトが非常に明快でした。<br />
<br />
随所に、学会を過去と未来の歴史の中に再び位置づけ、医療全体の中で相対化させて意味づけするような連携プログラムが数多くあり、丸山先生と実行委員会・理事会の皆様のコラボレーション力を感じました。<br />
<br />
それにしても病院総合診療学会幹部との対話の場はすごくドキドキとでもすごく感謝を覚える場でした。万難を排して、お互いの力を合わせるパートナーへの道を進んでいってほしいと感じました。<br />
<br />
<br />
今回の仕事ですが、<br />
1.指導医講習会(サブ)講師<br />
2.家庭医の熟達化研究(第一報)発表<br />
3.初のポスター発表座長<br />
4.80大学行脚Projectインタレストグループ企画・運営<br />
<br />
<br />
1.指導医講習会では、研修医指導のためのシナリオづくりと当日のやりとりに参加しました。<br />
70名の参加者の皆さんの参加度や良い反応に励まされつつ、こういった場を提供することの重要性を非常に感じました。今後は生涯教育委員会のタスクとしても現指導医のための学びの場を提供して、学会の指導医のための学びの場づくりに携われたらと思いました。<br />
<br />
2.熟達化研究の発表では、この研究にご協力頂いた雨森先生、HCFMの先輩方、そしてご指導いただいている松尾先生に感謝しつつ、やっと形になったうれしさを込めてプレゼンしました。科研費の可能性や、組織特性からの熟達化について、家庭医のライフサイクルとの関連についてなどたくさんの質問やコメントを頂き、今行っている二次調査やこれから行う予定の共同研究にも弾みが付きました。年内の論文化を目指してあとはコツコツと頑張ります。<br />
<br />
3.の座長は非常によい経験をしました。それは「偶然の役割からの学び」です。<br />
初座長で緊張しましたが、タイムマネージメントとフロアからの質問が無いとき用の質問の準備を全5演題で行いました。そして、座長にならなければ聞けなかったポスター発表から、いろんな示唆やヒントや学びをもらうことができました。<br />
印象に残ったのは、実践発表の重要性、何気ない臨床の疑問の検証を形にすること、そして自治医大五十嵐教室の先生たちの研究に流れる哲学です。<br />
<br />
4.は感動の一時間でした。丁寧に準備を進めてきたのと、いろんな人といろんなアイディアがぎゅっと凝縮されたのと、当日の円卓に集まった人たちの声でいい場になりました。<br />
行脚プロジェクトは、医学生さんが家庭医・総合医に最初に出会う場にもなっており、今後も世代を超え、形を変え、続いて行ってほしいProjectなので、そのためのいろんなきっかけをもらうことができました。<br />
<br />
生涯教育委員会の会議もあって忙しくも充実した福岡でしたが、<br />
HCFMの同窓会や夏季セミナーに出会った学生さんたちなど、多くの方との再会も楽しく過ごすことができました。松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-18220046439853499832012-08-27T20:04:00.003+09:002012-08-27T20:07:31.501+09:00小さなコミュニティの多死化社会にどう対応するか?<br />
早朝の施設看取りのあと、施設勤務の看護師さんと振り返り。<br />
ここ数年で看取りが上昇していると。<br />
<br />
実際のデータでも各年度の死亡者が、H18~H21年度は20名以下、H22年から20名以上に増加。今年度は4月から今日で既に20名弱。<br />
<br />
看護師さんからは、<br />
「入所時に死ぬことを話題にできていない」<br />
「最近平均して2~4名が急性期や終末期のケアでスタッフ(特に夜間)の負担増」<br />
「食事できないと、どうしてもルーチンで点滴になってしまう傾向」<br />
「『なんとか食べてもらいたい』と希望があって、無理な食事介助でご本人が苦しそうなのを見て、スタッフが心を痛めている」<br />
「食事しない、介助でも難しいと説明しても、電話だと家族は元気な時のままの印象で対応されてしまう」<br />
「食事をとめたり、点滴を止めるとすごく楽そうなのを見るとそうしてあげたい」<br />
「終末期~死亡後はケアのみならず次の入所者の調査で業務多忙でデスカンファしたいのに落ち着いて振り返りができない」<br />
などの語りがありました。<br />
<br />
いくつか感想・質疑でやり取りしつつ、いろいろ感じることが気づくことがありました。<br />
<br />
今後施設での看取りが増加する中、<br />
・入所時の事前指示は可能か?<br />
・そもそも週一回の回診で施設ケアしきれるのか(実際、電話やFax対応、往診も多い)<br />
・treatableなものの除外と老衰という診断の見極め <br />
・疎遠な家族との(電話や面会での)情報共有と決断の共有は? <br />
・急性期から終末期へのギアチェンジはどうあるか?どうするか?<br />
・スタッフとのケアの振り返り、デスカンファの開催は?<br />
等を宿題に感じました。<br />
<br />
非がんの終末期ケアは北海道では地域の19床の有床診療所(時々施設)で経験していたことですが、あざいでは老人ホームとして経験していて、また違った難しさとやりがいを感じています。松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-33545882791635673602012-07-19T23:19:00.001+09:002012-07-19T23:19:16.891+09:00ストーリーテラーとファシリテーターの両立って難しい<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOusXaOrjuG4vehX3qw8a90IYZlZLwk6rPzJYLAUlp5BmSwEw5fyZB5RXuG4M9knBM63cdmpGRIACtgKEuptZD5X-bGVOXhQkwbTezhOwuPI0JSODTATxpV98rbcv9ZDTdLrum2AXZuFqy/s1600/SUMS.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhOusXaOrjuG4vehX3qw8a90IYZlZLwk6rPzJYLAUlp5BmSwEw5fyZB5RXuG4M9knBM63cdmpGRIACtgKEuptZD5X-bGVOXhQkwbTezhOwuPI0JSODTATxpV98rbcv9ZDTdLrum2AXZuFqy/s1600/SUMS.jpg" /></a></div>
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> 昨日は滋賀医大での二回目の講義でした。</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">ポリクリ班も変わって、気持ち新たな時間。</span><br />
<div style="text-align: justify;">
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;">今回は私がメイン講師でした。</span></span></div>
<div style="text-align: justify;">
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;"><br /></span></span></div>
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">---</span>
<br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">A9:00-9:30イントロ、講師の自己紹介</span><br />
<div style="text-align: right;">
</div>
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"></span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> 9:30-9:45グループメンバーの自己紹介、家庭医のイメージ</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">B9:45-Caseひとつめ提示</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> ダイアログ&問い→ディスカッション</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">10:20-10:30休憩</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">C10:30-Caseふたつめ</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> </span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">ダイアログ&問い→ディスカッション</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> </span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">D11:30-12:00まとめ</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">---</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">という前回とほぼ同じ流れでした。</span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><br /></span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> A</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">では自己紹介を兼ねてのキャリアとライフサイクルを述べ、その後、参加学生の10年後に希望するキャリアとライフサイクルも紹介してもらい</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">雰囲気作り、場づくりに役立ててみました。</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> 前回とは違った雰囲気でしたが、お題の良さを今回も感じることができました。将来の話って良いですね。</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">ポリクリ班でも互いの知らない側面が出るようでチーム内の関係性も深まっていく手ごたえがありました。</span><br />
<br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> Aで学生さん達からでた家庭医のイメージは</span><br />
<i style="background-color: white; color: blue; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">まちのお医者さん、知識が沢山ある、Drコトー、診断学の講義難しかった、Drコトー、往診など外に出向かう医師</i><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">でした。</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">Drコトーって今の医学生の”家庭医イメージ”の定番なんですね~。</span><br />
<br />
<div style="text-align: -webkit-auto;">
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> Bでは小児の救急→慢性疾患を、Cでは神経疾患の終末期と看取りを扱いました。</span></div>
<div style="text-align: -webkit-auto;">
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">いずれも診断学的な面から入りつつ、Contextual Care、その後の治療計画、経過そのものを一緒に考えるディスカッションを行いました。</span></div>
<div style="text-align: -webkit-auto;">
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> Bでは全人的なケアを、Cでは臨床倫理に関する問いを場に出し、Caseを別の側面から捉えてもらえるようにファシリテーションしました。</span></div>
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> Caseの最後の振り返りでは、</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">学生さんたちなりに『医師が人の人生に関わる方針を決定することの重み』について議論しました。</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">今回も医師の葛藤や苦悩、不安な気持ちなどを表現し、学生さん達も一緒になってその事例を共に乗り越えるような時間になりました。</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> ストーリーテリングだけでリアリティショックまで経験できてもらえたようで(その解説もできて)よかったです。</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> Dでは、定番の”家庭医に必要な能力とは?なぜ必要か?”を学生さん達から発表</span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"></span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・知識(</i></span></span><i style="color: blue; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">患者さんの医学的な疾患管理のみならず各疾患のQOL・生活指導を行う知識</i><i style="background-color: white; color: blue; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">)と診断能力</i><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・それを伝えるためのコミュニケーション力</i></span></span><br />
<div style="text-align: justify;">
<span style="color: blue; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;"><i> (チーム医療・感zyさんとの生活指導を行う時に必要だから)</i></span></span></div>
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・診断をつけるだけでなく、その診断をつけてからの治療計画を、その患者の周囲や環境等、様々な内外要因を踏まえて決定する能力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i> (患者さん自身はもちろん患者家族や職場環境まで包括して考えることが大切だから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・広い医学知識とその場その場で直面する問題に対して対処・解決する能力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i> (大きな病院で働く医師よりも、一人や少人数での決断が求められる場面が多いと感じたから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・患者の生活環境を良く知って、治療の方針を決めていく能力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i> (家庭医は患者の生活と近いため)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・患者さんの背景にあるもの、例えば家族との関係、生活状況を把握できる能力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i>・保健師さん介護士さん等病医院以外のスタッフのと良い関係を作れる力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"><span style="color: blue;"><i> (地域で連携して、生活指導やケアを行わないといけないから)</i></span></span><br />
<br />
<div style="text-align: justify;">
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;"> 幅広い医学的知識と診断能力、Contextual Care、特有の問題解決に焦点が当たった感じですね。</span></span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;">もう少し感じてもらえたらという点もあったのですが、それは力量不足でした。</span></span></div>
<br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;">前回学んだ教授法</span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> ・患者さんとその疾患との出会いとその後までを紹介し、最後にその経過を振り返る</span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> ・患者さんとその疾患についての十分な背景情報と医学的知識を与えて議論する</span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> ・議論の途中に、実際の患者さんや家族からの質問、医師の自問自答を混ぜる</span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> ・医師自身の気づきや悩みや思いを同時にプレゼンする</span><br />
<div style="text-align: justify;">
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;">を実践してみましたが、実はこれって難しかったです。</span></span><br />
<span style="color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif;"><span style="font-size: 14px; line-height: 19px;"><br /></span></span></div>
<div style="text-align: justify;">
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px;"> ほとんどアドリブで臨んだ反省もあるのですが、ストーリーテラーとファシリテーターのバランスがイマイチで、</span><span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px;">特に自分の患者さんについて語ると当時の思いがあふれてしまいストーリーテーラーの側面が際立ってしまいました。</span></div>
<div style="text-align: justify;">
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px;">ディスカッションポイントやメタテーマを想定して、ちゃんとファシリテーターにもならないと・・・と反省。</span></div>
<br />
<span style="background-color: white; color: #333333; font-family: 'Helvetica Neue Light', HelveticaNeue-Light, 'Helvetica Neue', Helvetica, Arial, sans-serif; font-size: 14px; line-height: 19px; text-align: justify;"> 家庭医自身の関わりとその内省のプレゼン(つまりポートフォリオ)は強烈な教育資源になることを再確認できましたが、その強さ故に客観的なファシリテーターの側面を阻害しない様に教えられるように次回は臨みたいと思います。</span>松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-41714688379156113862012-07-08T08:04:00.002+09:002012-07-08T08:12:21.824+09:00滋賀医大の非常勤講師デビューで学んだこと7月から母校滋賀医科大学の非常勤講師デビューをしました<br />
<br />
家庭医療の現場で働きながら、卒前教育に関わることは一つの目標だったので、<br />
まさかこんなに早くその機会があるとは思いませんでした<br />
<br />
沢山の縁に支えられての機会という事を、十分に感じるプロセスがあったので、<br />
機会に感謝しながら活かしたいと思います<br />
<br />
と、いうことで、その初回の報告です<br />
<br />
<br />
今回は、先輩のM先生と一緒に考え準備した講義ではあったものの、<br />
<span style="background-color: white;">事例やファシリテートは全て先輩のM先生でした</span><br />
<br />
時間割はこんな感じです<br />
---<br />
<span style="background-color: white;">A9:00-9:15講師の自己紹介</span><br />
<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjnZybToAKwsmG7cQj5AaQtiNG0rBCzJOurG5cbTk__y1K0SuyMYSbyf5-7oJe7ZD1cah2WjoZzfXmgtGoscoCv1JrSijciYzdV3GiwqhyphenhyphenExDQFi-ZZR3UDwF-L6CHLHMpCv4K80UWRRs-q/s1600/lecture.JPG" imageanchor="1" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="173" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjnZybToAKwsmG7cQj5AaQtiNG0rBCzJOurG5cbTk__y1K0SuyMYSbyf5-7oJe7ZD1cah2WjoZzfXmgtGoscoCv1JrSijciYzdV3GiwqhyphenhyphenExDQFi-ZZR3UDwF-L6CHLHMpCv4K80UWRRs-q/s200/lecture.JPG" width="200" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">ダイアログでの学び、学生さんも積極的でした</td></tr>
</tbody></table>
<span style="background-color: white;"> 9:15-9:30グループメンバーの自己紹介 </span><br />
<span style="background-color: white;"> </span><br />
<span style="background-color: white;">B9:30-Caseひとつめ提示</span><br />
<span style="background-color: white;"> 9:45家族のnarrative</span><br />
<span style="background-color: white;"> 9:55拡張質問</span><br />
<span style="background-color: white;"> 10:05その後の経過</span><br />
<span style="background-color: white;"> 10:15-10:25休憩</span><br />
<span style="background-color: white;"> </span><br />
<span style="background-color: white;">C10:25-Caseふたつめ提示</span><br />
<span style="background-color: white;"> 10:40Driving Question</span><br />
<span style="background-color: white;"> 10:50その後の経過</span><br />
<span style="background-color: white;"> 10:55更なる拡張質問</span><br />
<span style="background-color: white;"> 11:05その時の家庭医の思考・心境のプレゼン</span><br />
<span style="background-color: white;"> </span><span style="background-color: white;">11:10-11:15休憩</span><br />
<br />
D11:15-11:30まとめ<br />
<span style="background-color: white;">---</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
A<span style="background-color: white;">では医師自身のキャリアとライフサイクルを述べ、参加学生のキャリアとライフサイクルも紹介してもらったことで</span><span style="background-color: white;">雰囲気作り、場づくりに役立っただけでなく、今までの勤務先の紹介が後のCaseの臨床セッティングの紹介にもなっていました。</span><span style="background-color: white;">グループが5名だったので『月曜日は誰や?』『じゃあ金曜日』と、笑っていいともの「お友達紹介」のノリになっていたのが流石でした。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">Aで学生さん達からでた家庭医のイメージは</span><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">1st contact、馴染みの患者さんを診るかかりつけ、紹介能力、往診、生活も含めて診る医師、往診のイメージ、来てくれる肝ザさんが顔見知り、大きな病院の先生より優しくて・話を聞いて・人を長く見る、話を聞く・巻爪も切る、◎○医院でなく◎○さんと地域で呼ばれる</i><br />
<span style="background-color: white;">でした。講義の必要がないかも?とレベルの高い答えでしたが、イメージだけの部分もあり、これからここに家庭医の複数の事例と振り返りが加わるとどうなるか楽しみになりました。</span><br />
<br />
Bの疾患は”Commonだけど大学であまり習わない未知の病気”でした。<br />
ですので、その疫学や病態生理、発症のリスクなどを真っ白な状態でディスカッションできたことが非常に盛り上がりました。<span style="background-color: white;">また知識として知っていても、目の前の患者さんのnarrativeに対して、その知識をどう活用するか?という臨床応用のいいトレーニングの場になっていました。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">また合間合間に「●○と言われたら?」「□■に何ができるだろうか?」という問い場に出され、学生さん達がどんどんCaseに向き合う当事者になっていきました。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">その後の経過の紹介や、その経過を踏まえてのCaseの振り返りでは、学生さんたちなりに『その結果は避けられなかったのか?』『でもその時の最善の判断をした』等と言う発言があり、それは医師が悩みながらも客観的にそして主観的に糧にするプロセスを辿っているようでした。</span><br />
<br />
Cの疾患は”大学でよく習うけど、その臨床プレゼンテーションはほぼ未知の病気”でした。<br />
患者さんの言葉から鑑別診断をあげ、その後それをSQに変えて再度鑑別診断、その整理のためにVINDICATE+Pを用いて整理、そして診断を伝え、<span style="background-color: white;">症状や身体所見はYear Noteに沢山られつしてあるものこんな感じで臨床で出会うんだよ・・・という素晴らしいプレゼンでした。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">そしてこの事例も合間合間に「●○したくない」という患者さんのnarrative、「□■してほしい」という家族のnarrative、それぞれのnarrativeが何故出てきたのかという推察プロセスと、実際の状況や背景の紹介がなされていました。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">同時に医師の葛藤や苦悩、不安な気持ちなども同時に表現され、学生さん達も一緒になってその事例の最期を共に乗り越えるような時間になりました。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">そして「患者さんが無くなった後に家族にできることは?」という問いからその後の経過と、関わりの紹介があり、最後にこの事例と一連の経過の振り返りをしました。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">Dでは、”家庭医に必要な能力とは?なぜ必要か?”を学生それぞれが考え、発表してくれました。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i>・気づく力と気遣う力、それを臨床で磨く</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i> (毎日患者と付き合う中で、Criticalなイベントや些細な変化が起こるから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i><br /></i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i>・患者さんとそのご家族に寄りそう気持ちと、医師としての立場を区別して考える力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i> (寄り添うだけなら医師でなくてもOKだけど、でも医師としての立場だけなら家庭医ではなく、その両方が必要だから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i><br /></i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i>・環境や状況を読み取る力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i> (働くうえでは色んな事情があって、それが制約となって医学的な最善にならないかもしれないから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i><br /></i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i>・自分が働く地域に溶け込む力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i> (地域の文化等を知ると見えてくる診れることがあるから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i><br /></i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i>・バランス力</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i> (医師としてと、人間としての両方の見方が必要だから)</i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i><br /></i></span></span><br />
<span style="color: blue;"><i><span style="background-color: white;">・責任感。</span><span style="background-color: white;">できること/できないことを、患者にとってのベストを考え、分別する力</span></i></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i><br /></i></span></span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="color: blue;"><i>・臨機応変力</i></span></span><br />
<br />
感動です。講師陣も納得な上、予想以上の言語化が出てきて驚きました。<br />
<br />
そして更に今回は、非常にいい教授法を学ぶことができました。<br />
・患者さんとその疾患との出会いとその後までを紹介し、最後にその経過を振り返る<br />
・患者さんとその疾患についての十分な背景情報と医学的知識を与えて議論する<br />
・議論の途中に、実際の患者さんや家族からの質問、医師の自問自答を混ぜる<br />
・医師自身の気づきや悩みや思いを同時にプレゼンする<br />
<br />
つまり<span style="background-color: white;">患者さんとその背景のプレゼン、家庭医自身の関わりとその内省のプレゼン(つまりポートフォリオ)は強烈な教育資源になることを再確認できました。</span><br />
<br />
家庭医とは何ぞや~ということを理論で語らなくても、グループワークでの<span style="background-color: white;">事例と振り返りでここまで行けるんですね・・・。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">最後、学生さん達から『なんで先生方は家庭医になったのですか?』という質問や、『今までの大学の講義の中で一番楽しかった』『以前別の大学に行っていて、そこでのゼミの学び方が一番良かったので、医学部つまらないと思っていたが、そのゼミの様な学び方で非常によかった』という感想を貰うことができました。なんとも嬉しい報酬ですね。</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">M先生と学生さん達お疲れさまでした~。</span><br />
<span style="background-color: white;">再来週は私の番なので今回を見習って頑張りま~す。</span>松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-38099453410128558642012-06-27T19:07:00.000+09:002012-06-27T19:11:03.903+09:00家庭医療の基礎を学生さん達が考えた3時間の報告*今回長いです<br />
<br />
<table align="center" cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="margin-left: auto; margin-right: auto; text-align: center;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7mwvrhR_xXS_z3CO4qMoa0xn3OKpMf5Gv9DA6aaKHf7TXbQHoP7oxvtQOC1LmPF5_PRvOawQTTUCAFgOQqjq0QUely4B5MibXfn4N6ve3ei2lTc5X_Vlg0IjFuqkETWyrP9jCRrLUFcIv/s1600/kateiiryoutoha2.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="233" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj7mwvrhR_xXS_z3CO4qMoa0xn3OKpMf5Gv9DA6aaKHf7TXbQHoP7oxvtQOC1LmPF5_PRvOawQTTUCAFgOQqjq0QUely4B5MibXfn4N6ve3ei2lTc5X_Vlg0IjFuqkETWyrP9jCRrLUFcIv/s320/kateiiryoutoha2.JPG" width="320" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">最後のまとめの時に、京府医3年生のK君がホワイトボードに書いてくれた「家庭医療とは」の図(一部改編)</td></tr>
</tbody></table>
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
</div>
<br />
週末は関西医大で<span style="background-color: white;">学生・研修医部会関西支部の勉強会の講師でした</span><br />
<span style="background-color: white;">この勉強会はシリーズで計画されており、その第一回でした</span><br />
<br />
イントロではまず、<br />
「!?-?=!」という場にしましょうというモチーフを提示しました<br />
<br />
*「!?」(なんだそれは!?)から「?」(疑問・質問を通して)を引いて「!」(なるほど~)が生まれる時間<br />
<br />
このモチーフは、参加者や私自身の「!?」を表現しやすく、その後の質問や疑問「?」を出すのにいい準備になりました。<br />
<br />
<br />
そのあと、学生さんのレディネスを確認<br />
・家庭医を見た学生数名、見ていない学生約20名<br />
・家庭医療を聞いたことがある学生さんと聞いたことが無い学生さんは半々でした<br />
<br />
思ったよりも聞いたことがない学生さんが多かったのですが、<br />
「今日の話は、見て聞いた学生さんから見ても聞いてもいない学生さんの間に届けます」という意識が出来ました。自分の中で宛先をぐっと意識することができました。<br />
<br />
その後スモールグループディスカッション(以下SGD)で、グループのルールや今日の約束を相談してもらいました<br />
<i><span style="color: blue;">・学生の実習と家庭医療の理論を繋げたい</span><span style="color: blue;">・同じ興味を持つ学生のつながりをつくりたい</span><span style="color: blue;">・聞くだけでなく、参加する</span><span style="color: blue;">・知るだけでなく、行動に繋がるように学ぶ</span><span style="color: blue;">・イメージを具体化させる</span><span style="color: blue;">・横のつながりをつくる</span><span style="color: blue;">・遠慮なし</span><span style="color: blue;">・楽しむ</span></i><br />
などが、出てきました。<br />
どのグループも楽しそう。<br />
一気にグループ内での関係が深まっているなと感じました。<br />
<br />
<span style="background-color: white;">それぞれを全体で出してもらい、講師からもコメント</span><br />
<span style="background-color: white;">横のつながりを大切にしたい、が複数出たことを歓迎して確認しました</span><br />
<br />
そして講師からも以下のルールを提示しました<br />
<span style="background-color: white; font-family: 'MS Pゴシック'; text-align: left; text-indent: -0.38in;">・皆、対等</span><br />
<span style="background-color: white; font-family: 'MS Pゴシック'; text-align: left; text-indent: -0.38in;">・知ることを楽しみましょう</span><br />
<span style="background-color: white; font-family: 'MS Pゴシック'; text-align: left; text-indent: -0.38in;">・互いに助け合いましょう</span><br />
<span style="background-color: white; text-align: left; text-indent: -0.38in;"><span style="font-family: Calibri;">・時間</span></span><span style="background-color: white; font-family: 'MS Pゴシック'; text-align: left; text-indent: -0.38in;">とって考えましょう</span><br />
<span style="font-family: 'MS Pゴシック';">・聞いて、気づいたら、語りましょう</span><br />
<br />
そして、いよいよ本題へ。<br />
「家庭医とは?」を周囲から尋ねられた医学生さんを聞いた所、数名!!<br />
<br />
(T_T)これは予想していませんでした。だってタイトルが「家庭医療の伝え方」だったので・・<br />
<br />
その数名の医学生さんの体験を聞きました<br />
家族や友人に尋ねられて、でも説明にしてもピンと来てもらえなかったと説明<br />
<br />
ここは予想通りの流れで、<br />
<span style="background-color: white;">「なんで説明するのが難しいのか?」と全体に問いつつ、</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">「タイヤをタイヤという言葉を使わず説明する」</span><br />
<span style="background-color: white;">「自転車に乗っている状態を自転車という語句を使わずに説明する」</span><br />
<span style="background-color: white;">というワークを行いました。これはもう罰ゲームですよね、ごめん。</span><br />
<br />
皆、奮闘してくれましたが、頭に描いているものを説明する難しさを体験してくれ、<br />
これが家庭医療の説明の難しさに似ているという事をお話ししました<br />
<br />
<span style="background-color: white;">特に家庭医療学が</span><span style="background-color: white;">実践知の側面を持つという話をしたあと、</span><br />
<span style="background-color: white;">自転車のワーク中に</span><span style="background-color: white;">準備したレクチャーをしました</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
レクチャーでは、学問としての哲学研究と歴史研究の重要性について触れ、<br />
医師の役割(価値、方法、限界)、社会の現状(文化歴史的背景)についてSGDをしました。<br />
<br />
これがすごく面白かったです。<br />
<br />
<医師の役割><br />
<span style="background-color: white;"><i><span style="color: blue;"> 病気を治す、診断してその診断が患者さんのものになるように診断に伴う痛みや悩みにつきあう、医療サービスの提供者、気軽に知恵(=健康のアドバイス)を渡す、患者さんの状態を移す鏡(=患者さんの状態を理解するための比喩)、患者さんに知識と意識を与える、住民の健康づくり、子供たちに身近でない死を身近なものにする・タブーに向き合わせる(これには反対意見あり)、間違った健康情報をただす、診断・治療・予防・教育・支援、緩和ケアする、治すのではなく患者さんの幸せのために働く、本人の望む人生に近づける、知識面をサポートし情報格差があっても同じ医療水準を確保する・・・・</span></i></span><br />
<br />
<社会の状況><br />
<span style="color: blue;"><i> 人間関係が希薄、みんな忙しい、多様性、核家族化と孤立化、情報格差、医療がサービス業に、地域の医師の偏在、医師はそもそも会いたくない存在、患者さんのニーズが多様、生活水準の向上、選択肢が多い、介護保険と言うシステムに依存、地方経済の低迷、都市と田舎の格差・・・・</i></span><br />
<br />
などが出てきました。<br />
参加者の皆さんの発言、そしてグループ発表毎に全体との対話を行い、<br />
「!?」という発言を「!」にしてもらうためにやり取りしたり、<br />
新しい質問が出た時に、それを全体で取り扱ったりしました<br />
<br />
ちょっと難しかった質問が「家庭医と総合内科との違いは?」でした。<br />
家庭医と総合診療は働く場所以外の違いはあまりないので、Family MedicineとGeneral Internal Medicineの違いとして以下の事をのべました。<br />
<br />
医師の役割として診断と治療があるけど、これがFMとGIMでどう違うか・・<br />
<br />
診断:<br />
・GIMは診断学や臨床推論で包括的な内科の知識に基づいた生物医学的な診断(特に診断困難例で力を発揮)<br />
<b>・FMは生物医学的な診断と、心の動きや病いの診断(診立て)、その人の環境やネットワークの診断(診立て)</b><br />
<br />
治療:<br />
・GIMは、複数の疾患を抱えた際の優先付け、標準化された生物医学的治療<br />
<b>・FMは、生物医学的な個別ケア、心の動きや病いへの個別ケア、その人の環境やネットワークへの個別ケア(いろんな医療資源・社会資源を活用・コラボして行う)</b><br />
<br />
またフィールドとしては<span style="background-color: white;">GIMは主に病院、FMは主に診療所、またその地域で担っている医療機関としての役割にも影響されうると説明しました</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
「じゃあ、働く医療機関の大きさや、地域で専門性が変わるのですか?」という素晴らしい質問がでたので、家庭医の専門性の基盤には<br />
<br />
<b>(同じ地域でずっと診る)継続性</b><br />
<b>×</b><br />
<b>(まず最初に診るからこその)包括性</b><br />
<b>×</b><br />
<b>(できないことがあるからこその)協調性</b><br />
<b>の3本柱の両立</b><span style="background-color: white;">があると説明しました。</span><br />
<br />
救急は包括性と協調性があるが継続性がすくない<br />
外科は継続性と協調性があるが、包括性がすくない<br />
などなど他科との比較で分かりやすくお伝えしました<br />
<br />
ここは皆さんストンと分かってもらえたのかなという反応でした<br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">そして、最後のSGDのテーマを出しました</span><br />
<span style="background-color: white;">「じゃあ、皆さん家庭医とは何か?と聞かれたらどう答えますか?」</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・最初に患者と向き合う医師(人ではなく専門職としての医師、患者にとっての存在感)</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・地域に関わり、働く場所によってやることが違う</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・地域の皆(の人生)が対象で、「うちの科ではない」と言わない</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・社会に違和感なく溶け込む存在</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・体だけでなく、その人の環境・社会・人生を踏まえて治療する存在</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・癒者(いしゃ)</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・多職種の中でリーダーシップをとる存在</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・限界があるので連携をとる、でも患者さんが最後に帰ってくる</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・最初にかかる医師、患者のニーズを定型化しケアする</i><br />
<i style="background-color: white; color: blue;">・長く深く付き合う医師(広く浅く診るんだけど)</i><br />
<span style="color: blue;"><i><br /></i></span><br />
すごく的確に家庭医像が捉えられていて、結構感動の時間でした<br />
<br />
また「図にするとこんな感じだと思うんですが・・・」と<span style="background-color: white;">冒頭の図が飛びだしたのもこの瞬間です</span><br />
<span style="background-color: white;">(これは的確な図でびっくり)</span><br />
<br />
最後に出席して頂いた家庭医の先生方から学生さんに拍手を貰って終了しました<br />
<br />
・・・<br />
たった3時間で、しかも<br />
<br />
・家庭医を見た学生数名、見ていない学生約20名<br />
・家庭医療を聞いたことがある学生さんと聞いたことが無い学生さんと半々<br />
<br />
という中、この答えが出るってすごいな~と思いました<br />
<br />
実は3時間をほぼアドリブですることには不安があったのですが、学生さんと自分の資源、そして<span style="background-color: white;">SGDと対話の力を信じてやってみて良かったです</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;">参加して下さった学生の皆、サポート頂いた関西の家庭医の先生方ありがとうございました!!</span>松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-28744083281300656852012-06-21T23:53:00.000+09:002012-06-21T23:53:06.053+09:00偶然のための準備をすること<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjACwJo_XK8kt4HyYJtyg7rxPktKcwe4qYWaQn8XSM-695RQ0-PTLNKOT1Ya3wIrlaqjpAPgpiBPmG2WBMnhzqu80-U1x3SkapERndgANNTJQ6mA2D55j7_H8eNaYrmKpnsLRUuk7bmpttj/s1600/keisuke.JPG" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" height="130" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjACwJo_XK8kt4HyYJtyg7rxPktKcwe4qYWaQn8XSM-695RQ0-PTLNKOT1Ya3wIrlaqjpAPgpiBPmG2WBMnhzqu80-U1x3SkapERndgANNTJQ6mA2D55j7_H8eNaYrmKpnsLRUuk7bmpttj/s200/keisuke.JPG" width="200" /></a></div>
水曜日は主に診療所経営や管理の時間にしています<br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;"> 直接患者さんと向き合うだけでなく、診療所経営と向き合う事も大切なので、</span><span style="background-color: white;">そのための話し合いや事務仕事をして、患者さんのための組織や働きやすい職場をつくっていくためにも時間を割きたいと考えています</span><br />
<span style="background-color: white;"><span style="font-size: x-small;">*もちろん外部との連携やつながりを広げる時間にもなっています</span></span><br />
<br />
<span style="background-color: white;"> その水曜日のある会議で、偶然にも今までぼんやりと考えていた方向性を示す機会があり、思わず示した所その方向に流れていきました</span><br />
そのあとのもう一つの会議では、しっかり予定していた(もっと先にできれば・・・と考えていた)アイディアが実現してしまいました<br />
<br />
同僚とその二つの会議について、『たまたま上手くいって、準備していた良かった~』と話し合った瞬間、<span style="background-color: white;">互いに『準備していたからこそ、たまたま上手くいけたんだね』と気づきました</span><br />
<br />
『人事を尽くして天命を待つ』だね<br />
と、同僚は言いました<br />
<br />
<span style="background-color: white;"> 本当にそうで、偶然はただの偶然ではなく、そのための準備に努力しているのかもしれません</span><br />
多分、準備しているからこそ、偶然をチャンスとして迎えることができるのです<br />
<br />
<br />
サッカーの本田選手も「準備が全て」「最高の準備をして臨む」と言っているのを思い出しました<br />
彼らのプロとしての日々が、最高の偶然を迎えるための準備なんですね・・・<br />
<br />
最近サッカーから学ぶこと多くてNumberを読むようになりました<br />
何故か診療所の待合室用に定期購読されてるんですよね・・・松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-62255158506116439312012-06-20T02:20:00.004+09:002012-06-20T02:24:27.189+09:00与えられた資源を、つないで、紡いで、結ぶ<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtVPzGGEMuNeoaApdm6xS6X0hsSIFdhkbZDmifn3O0EtPo4I0frnolkeI3iX4GGFaj8SU4Ympl0T3z7-P6lhbjPYB95u_PDOuLk2iyBapF6DJC5RUdr_A2Qv4xhie9biFL9ehyphenhyphen6rAU2fp3/s1600/bobbin&key.JPG" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="127" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtVPzGGEMuNeoaApdm6xS6X0hsSIFdhkbZDmifn3O0EtPo4I0frnolkeI3iX4GGFaj8SU4Ympl0T3z7-P6lhbjPYB95u_PDOuLk2iyBapF6DJC5RUdr_A2Qv4xhie9biFL9ehyphenhyphen6rAU2fp3/s200/bobbin&key.JPG" width="200" /></a></div>
午前と午後の診療の前後は、だいたい診療所経営や医学教育の時間になります<span style="background-color: white;">(そういえばちゃんと研究も進めないと・・)</span><br />
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今日は、来週からの医学生実習の準備と、外部組織との連携のための面談と、院内各部門が集まった会議の時間でした<br />
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医学生実習の準備では、同僚のサポートと雑談から一気に新しいアイディアが生まれて、一つ成果物が誕生しました<br />
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面談では、いい連携が生まれますように・・という願いを握りながら、相手の話を十分に聞ききながらの丁寧に話し合をする時間になりました(そしていい宿題ができました)<br />
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各部門集まっての会議は、(我慢できず)司会をさせてもらい、買ったばっかりのホワイトボードに論点や手順のフローをイラスト化して、議論をまとめていきました<br />
<span style="background-color: white;"> やっぱりここの組織は、個々の力が高いので、一つ一つ大切なことを確認しつつ、議論を進めるとものすごいエネルギーが集約しながら進められます</span><br />
確認が無いと拡散してしまうのですが・・・今日はホワイトボード君の助けもあって、3回くらいアンカーを打つことで集約できました<br />
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診療所での医学教育も、<br />
外部組織との新しい連携も、<br />
院内のチームが集まった会議も、<br />
『与えられた資源』に触れている気持ちになります<br />
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こういった話題だからこそ、<span style="background-color: white;">話している途中で『ああ、良い資源を与えられているんだ』という気持ちが出てきます</span><br />
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同僚がいるから、学習者にもう一つの視点が加わり、<br />
新しい連携先があるから、この地域の在宅医療の可能性が広がり、<br />
院内のチームの存在が、この診療所のシステムの改善の力として捉えられる<br />
どれも大切に握っておきたい感覚達です<br />
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教育の力を紡いで、協調性をつないで、診療所スタッフの力を結んで・・<br />
<span style="background-color: white;">そんなことを感じながら、</span><span style="background-color: white;">目の前にアクセクすることが大切なのかもしません</span><br />
<span style="background-color: white;"><br /></span><br />
<span style="background-color: white;"> そして、そのアクセクの中(まだまだ修行不足ですが)、</span><br />
<span style="background-color: white;">『与えられた資源』を”握り”ながら、</span><br />
<span style="background-color: white;">自分のこだわりを持ちながら”手放す”ことが丁寧な歩みを生んでいます</span><br />
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<span style="background-color: white;"> ”握る”と”手放す”って、</span><br />
<span style="background-color: white;">つないだり、紡いだり、結ぶときの手の動きそのものに似てますね</span>松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-44219140265847872882012-06-18T05:16:00.003+09:002012-06-18T05:16:59.632+09:00パートナーシップの振り返りは、それを強くしてくれる金曜日に一緒に働いている同僚との雑談が盛り上がり、<br />
次第に新しい環境、組織、挑戦の3ヶ月のパートナーシップの振り返りになりました<br />
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フェローの時は家庭医療の診療・教育・研究・経営それぞれが、それはそれで結構大変でしたが、置かれている立場や与えられている責任という視点からは、バランスよくしかも安全に指導医やBossから管理されていた気がします<br />
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今は診療も、教育も、研究も、経営も全部リアルワールドの真剣勝負で、特に診療と経営面で立場がぐっと上がり、責任も重くなりました<br />
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その中を自分と同僚でバランスを取りつつ、互いの力が発揮されるように互いにリード、メンテナンスしながらの日々を過ごしてきました<br />
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面白いのは、それぞれ気になる気づきや疑問が同時に湧いたり、一人で決めた仮決定が2人で相談してもそうズレなかったり、敢えて控えたFeedbackを片方が伝えてくれたり・・・という同時性を発揮する一方で、互いの違い・持ち味が出た時に上手く混ざり合って(二つの川が合流して流れるように)進む感覚があることです<br />
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互いの良さと弱さを生かしながら、しなやかで楽しくて深い相互作用を生みながら、<br />
この診療所での家庭医療の実践と教育、そして診療所経営のためのアイディアやモチベーションが湧いていることを感じます<br />
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日々相手に対して「自分にない、大切なものを持っている」感って本当に大切ですね<br />
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週末にふと思い出して、2年前に買った「Power of 2」という本を読み返してみました<br />
ギャラップ社による5年間での4つの研究から、よいパートナーシップの8つの構成要素が書かれた本です<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-NdQlQnK8xah28Y18lABQiypJYjGdHihv5qf_w3x02OPfmDU33dSN96QZq967BnKVbZx9GbHD8b3zqnu65HC-VXEPD45tqBVztZ6N9t1ZNNefqjLI1pU-VfxhHs7ubGzJp33bolMn4w3i/s1600/Power_of_2_cover.jpg" imageanchor="1" style="clear: right; float: right; margin-bottom: 1em; margin-left: 1em;"><img border="0" height="200" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-NdQlQnK8xah28Y18lABQiypJYjGdHihv5qf_w3x02OPfmDU33dSN96QZq967BnKVbZx9GbHD8b3zqnu65HC-VXEPD45tqBVztZ6N9t1ZNNefqjLI1pU-VfxhHs7ubGzJp33bolMn4w3i/s200/Power_of_2_cover.jpg" width="131" /></a></div>
1相補的な複数の強み(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">complementary strengths)</span><br />
2共通のミッション<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; font-size: 13px; line-height: 19px;"> (</span><span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">a common mission)</span><br />
3公平性(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">fairness</span>)<br />
4信頼感(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">trust</span>)<br />
5受け入れ(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">acceptance</span>)<br />
6許し(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">forgiveness</span>)<br />
7伝え合い(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">communicating</span>)<br />
8滅私(<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; line-height: 19px;">unselfishness</span>)<br />
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どれも納得です<br />
いっぱい線が引いてあってびっくりした・・<br />
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今回は1,4について一緒に振り返った(=7)ことで、8つ全部が確認できた感覚になっていました<br />
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Power of 2・・<br />
仕事だけでなく、家庭でもですし、医師患者関係や教育者学習者関係にも必要な要素ですね・・<br />
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<br />松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6538445983567525343.post-67671728322675066712012-06-13T01:23:00.000+09:002012-06-13T01:23:10.191+09:00故郷での乳幼児健診デビューで感じた資源今日は長浜に帰って来て初めての乳幼児健診でした~。<br />
<span style="font-size: x-small;"><br /></span><br />
乳幼児健診は家庭医として、地域の子供たちと子育て中のお母さんたちに関わる大切な機会なので、赴任早々からこの機会を頂けたH先生やスタッフの皆さんの準備に感謝の気持ちでいっぱいです。<br />
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<table cellpadding="0" cellspacing="0" class="tr-caption-container" style="float: right; margin-left: 1em; text-align: right;"><tbody>
<tr><td style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjbinlaASgDeC1r8LRq71qBkG43tnoMfdLxybqbDsTgAVX5dQZLEd0E7ljAqBPBDUwZGQx2maOywezAEV7wCf0Fgp0r2wWGu1E-7DcewEHvWGtLJsz4Nh7Bcvt7x5rl5f27-LNmImi3tC-N/s1600/%E6%8C%87%E3%81%95%E3%81%97.JPG" imageanchor="1" style="clear: right; margin-bottom: 1em; margin-left: auto; margin-right: auto;"><img border="0" height="132" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjbinlaASgDeC1r8LRq71qBkG43tnoMfdLxybqbDsTgAVX5dQZLEd0E7ljAqBPBDUwZGQx2maOywezAEV7wCf0Fgp0r2wWGu1E-7DcewEHvWGtLJsz4Nh7Bcvt7x5rl5f27-LNmImi3tC-N/s200/%E6%8C%87%E3%81%95%E3%81%97.JPG" width="200" /></a></td></tr>
<tr><td class="tr-caption" style="text-align: center;">指さしするのも大切な評価項目です<br /> (娘、当時1歳)</td></tr>
</tbody></table>
初期研修と後期研修での小児科研修で得た学び、そしてその後の2年半更別村診療所で近隣のT町・N村の健診で得た学びや経験をフル活用できました。<br />
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思いだすと、<br />
T町は椅子と机で沢山来ててきぱき・・<br />
N村は和室と座布団でまばらに来てのんびり・・<br />
とそれぞれ味わいのある健診でした。<br />
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そんな味わいのある2年半、お母さん方から頂いた色んな相談や、経験したフォローや紹介、そして何よりその後の保健師さんや発達の先生との情報交換会の内容が大切な資源になっていることを今日改めて確認できました。<br />
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そして当時のBoss&指導医の「子供は社会の宝」という言葉も健診の心構えの資源として沁みついていますね。<br />
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あと毎度ですが、親(4歳と10カ月の2人)としての経験も生きました。<br />
特に「それは大変ですね~(>_<)」という熱のこもる(こもってしまう)共感や、<br />
「今こんな時期じゃないですか?」という予想、「こうやってしてますよ」という助言、<br />
そして「うちもそうでしたよ」「この時期はこんなもんですよ」という保障の資源にもなります。<br />
<span style="font-size: xx-small;">*といっても、かつて「子育て自己評価を3/5点」と言ったら、「高めやね」と妻ツッコミ受けた身なので、わずかな経験ですが・・・</span><br />
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今回健診について下さった保健師さんから、<br />
「診察・問診がとっても丁寧」、「安心しているお母さんが多かった」、おまけに「先生につけて良かった」等と有り難い言葉を頂くことが出来ました。<br />
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今日みたいな丁寧な診察、そしてその日一番のMother's Questionを聞いて、それに応えることをこれからも続けていきたいと思いました。<br />
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今後、研修医の先生や学生さんを連れていく学びの機会としても大切にしたい場なので、いいデビューになったのであれば良いな~。あと来年は機会がもっと増えるといいな~。松井善典http://www.blogger.com/profile/14070823995649466606noreply@blogger.com0