2008年8月18日月曜日

Look backから、Look aroundのふりかえりへ

北海道に来て4年半を迎えようとしています。

北海道に来て学んでいることは一生の財産になる確信をもち、
滋賀で積み上げてきたことも北海道で支えになっています。


その中のひとつ、北海道で出会って良かった言葉に「reflective practice」があります。
省察する実践家と訳されています。


ふりかえりながら成長する家庭医、は
今までも、今でも、そしてこれからもテーマになると思っています。



最近、医学教育のレクチャーを毎月担当して、
友人の指摘で自分のふりかえりに新たな気づきが生まれました。


それは、僕のふりかえりは、振り向く程度だったかもしれないということ。

ぱっと後ろを、ふと足元を、何気なく上を
見るように
自分の言動や思考をふりかえっていました。

見るべきポイントや、自分の課題のコアを、
振り向いて見つけていたとは思いますが、
きっと今まで不十分だったと思いました。


と、いうのも、
ふりかえりで、振り向くくらいなら、
その周辺を見渡すくらいのふりかえりがあってもいいのでは?
ということです。


振り向くだけのふりかえりでなく、
見渡すようなふりかえり


きっと時間がかかりますが、
新しく見つめるもの、
初めて見つけるもの、
に多く出会えそうです

そう出来るようになると、もう少し省察・反省レベルから、
あたらな概念や実験が生まれる土壌が出来るかもしれません。


今後、臨床家のみならず教育者、研究者として生きるために、
この大きくな見渡すようなふりかえりは必須です


ちょっと時間をかけて、角度を変えて、
見渡してみたいと思いました。

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