北海道に来て4年半を迎えようとしています。
北海道に来て学んでいることは一生の財産になる確信をもち、
滋賀で積み上げてきたことも北海道で支えになっています。
その中のひとつ、北海道で出会って良かった言葉に「reflective practice」があります。
省察する実践家と訳されています。
ふりかえりながら成長する家庭医、は
今までも、今でも、そしてこれからもテーマになると思っています。
最近、医学教育のレクチャーを毎月担当して、
友人の指摘で自分のふりかえりに新たな気づきが生まれました。
それは、僕のふりかえりは、振り向く程度だったかもしれないということ。
ぱっと後ろを、ふと足元を、何気なく上を
見るように
自分の言動や思考をふりかえっていました。
見るべきポイントや、自分の課題のコアを、
振り向いて見つけていたとは思いますが、
きっと今まで不十分だったと思いました。
と、いうのも、
ふりかえりで、振り向くくらいなら、
その周辺を見渡すくらいのふりかえりがあってもいいのでは?
ということです。
振り向くだけのふりかえりでなく、
見渡すようなふりかえり
きっと時間がかかりますが、
新しく見つめるもの、
初めて見つけるもの、
に多く出会えそうです
そう出来るようになると、もう少し省察・反省レベルから、
あたらな概念や実験が生まれる土壌が出来るかもしれません。
今後、臨床家のみならず教育者、研究者として生きるために、
この大きくな見渡すようなふりかえりは必須です
ちょっと時間をかけて、角度を変えて、
見渡してみたいと思いました。
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