同期が選択研修で行っためぐみ在宅クリニックがNHKに出ると紹介されて
NHKスペシャル「最期の願いをかなえたい~在宅でがんを看(み)取る~」をみた。
訪問時、小澤医師は少なくとも30分は患者・家族と会話する姿勢に驚いた
そのときの詳細な会話が記録されていてまた驚いた
後に、看護師が傍らで記録しているシーンがあり納得
記録の中に刻まれた不安…苦しみ…
その会話分析をする姿勢は緩和ケア医として霊的な痛みを取り除くための読影に見えた
○夫を気遣う癌の末期の女性の“痛み”
「夫が楽をしていない。ずっと働き通し…」との言葉
『家族に迷惑をかけたくないという苦しみは大きい。苦しみの中でも大きな苦しみのひとつ…』と小澤先生は述べていた
苦しみを口にされたとき、それに真摯に向き合うことが家庭医に求められていると実感
その後の訪問で、彼女は訥々と語りだした
「…昨日はね、私、夜はほとんど一生懸命自殺の仕方考えてたの」
「こういう風にすれば完全に死ねるな…って」
「もうそろそろしなきゃいけないなって思うの。違う?違う?」
「人の面倒は見ても、人に面倒見られるのはイヤ」
霊的な痛みのこもった言葉
訪問入浴をきっかけに徐々に生きる力を取り戻す様が映されていた
残された希望を大切にかなえることが、痛みを和らげた様だった
○30代の胃癌末期の患者
毎回お洒落をする彼に、孤独の苦しみを感じた小澤先生
実は両親もどう接して良いのかわからないで悩んでいた
当初、在宅緩和を選択した彼にたいして、両親は積極的治療を希望していた
治療方針で食い違った経緯
近づこうとするほど遠い関係になっていた
『患者と患者を看る家族が気持ちが通じ合っているわけではない…』と小澤先生
『気遣いや遠慮が関係を難しくしている…』と
もちろん親としても子を失う苦しみを抱えていた…からこその積極的治療
当初は死の宣告を甘んじて受けた…と憤りを感じていた両親が、
彼の死後、「誇りを持って生きた」と語っていたのが印象的だった
痛みや苦しみに真摯に向き合う医師
その関係性から生み出される時間と、その先の癒しを垣間見た
2008年2月22日金曜日
学びが爆発するとき
最近十勝の指導医に倣ってライフスタイルを変化させ、
学びと仕事の時間確保に早寝早起き 22時就寝 4時起床
を目指している・・・
実際は23時就寝、5時起床・・・
それでも朝の仕事や学びが格段に進んでいる
夜はオフ 朝はオン
いい一日のスイッチができつつある
・・・なのに、昨夜は25時就寝
実は、あるキーワードと出会って学びが爆発してしまった
「Web進化論」的には高速道路を突っ走った
大学4年生で「家庭医療」と出会った時
研修医一年目で「成人学習理論」と出会った時
に一気に何かが変わったような感覚 ・・・に似た感覚になった
北海道家庭医療学センターでの3月のFaMReF(研修医での勉強会)に出すネタを探していたら・・・見つけてしまったのだが・・
これは学び方を学ばないといけないまだまだ黎明期の僕らのミッションになる!!
これは3月だけでなく、来年の冬期セミナーでも実践しなければ!!
2008年2月18日月曜日
親指の力加減すらコントロールの外にあること
久方ぶりのお茶の稽古でした
お炭手前 お運びのお薄 丸蜀を使ったお薄
お炭手前は手の動きが堅く、よく止まってしまい、
先生に「職場の緊張感そのままで稽古してるね」と指摘を受けてしまう
おお、その通りです…
お運びになり、少し落ち着き
今日はひとつ収穫
棗(なつめ)を清めるときの袱紗の抜き方が少し改善
ずっと課題だったけど、ずっと直らないままで密かに困っていたもの
先生のデモで、ふっと親指の力加減が変化する
抜こうとするより持ちあげようという意識が合う
今まで引っかかっていたものが、すっと抜けるようになったよ!
こんなに軽かったんだ!と感動
しかし、手前全体を通して親指の力加減はずっとテーマ
いつもいつも力が思ったより入ってしまっている
「ほら親指…」何度先生に言われただろう…
意識すると力が入るのは知っている
無意識でも力が入っているのが厄介なんです
きっと心の緊張が出やすい場所なのかな…
思い通りにならない自分がこんな小さな所にもいますね
掛物の「本来無一物」が遠くに見えた稽古でした
お炭手前 お運びのお薄 丸蜀を使ったお薄
お炭手前は手の動きが堅く、よく止まってしまい、
先生に「職場の緊張感そのままで稽古してるね」と指摘を受けてしまう
おお、その通りです…
お運びになり、少し落ち着き
今日はひとつ収穫
棗(なつめ)を清めるときの袱紗の抜き方が少し改善
ずっと課題だったけど、ずっと直らないままで密かに困っていたもの
先生のデモで、ふっと親指の力加減が変化する
抜こうとするより持ちあげようという意識が合う
今まで引っかかっていたものが、すっと抜けるようになったよ!
こんなに軽かったんだ!と感動
しかし、手前全体を通して親指の力加減はずっとテーマ
いつもいつも力が思ったより入ってしまっている
「ほら親指…」何度先生に言われただろう…
意識すると力が入るのは知っている
無意識でも力が入っているのが厄介なんです
きっと心の緊張が出やすい場所なのかな…
思い通りにならない自分がこんな小さな所にもいますね
掛物の「本来無一物」が遠くに見えた稽古でした
2008年2月15日金曜日
「ちりとてちん」で思った師匠との別れの意味
NHKの朝の連ドラ「ちりとてちん」にはまってます
「いつ見てんねん」と突込みが入りそうですが、
昼休憩に弁当を食べながら再放送を見てます
指導医に「昼のチャンネル権をとったシニアレジデントは松井が初めて」といわれました。
笑いと涙が絶えません
小浜のさえないヒロインが、落語を通して人生を歩んでいくドラマ
ここで登場するお師匠さんがむっちゃええんです
なんや、あったかいというか、控えめで厳しいというか、
こんな師匠さんみたいな指導医になれたらええな~と思ってしまうんです
ひとつ例を出すと、
「こころが温(ぬく)うなったら、ちゃーんと謝りや」
あるとき、主人公の女の子が、幼馴染を傷つけた言葉を発してしまいました。
その後の師匠のコメントでした
なんと心の機微に触れる発言なのでしょうか・・・
最近このお師匠さんの命が危ないのです
弟子を前に「みんな、おおきに」という台詞に涙が止まりませんでした
師匠との別れを前に、ヒロインは創作落語に挑み、見事演じます
きっと指導医との別れも大切な成長の機会になるんだろうなと想像しました
2年後なのか・・・4年後なのか・・・はたまた・・・
「いつ見てんねん」と突込みが入りそうですが、
昼休憩に弁当を食べながら再放送を見てます
指導医に「昼のチャンネル権をとったシニアレジデントは松井が初めて」といわれました。
笑いと涙が絶えません
小浜のさえないヒロインが、落語を通して人生を歩んでいくドラマ
ここで登場するお師匠さんがむっちゃええんです
なんや、あったかいというか、控えめで厳しいというか、
こんな師匠さんみたいな指導医になれたらええな~と思ってしまうんです
ひとつ例を出すと、
「こころが温(ぬく)うなったら、ちゃーんと謝りや」
あるとき、主人公の女の子が、幼馴染を傷つけた言葉を発してしまいました。
その後の師匠のコメントでした
なんと心の機微に触れる発言なのでしょうか・・・
最近このお師匠さんの命が危ないのです
弟子を前に「みんな、おおきに」という台詞に涙が止まりませんでした
師匠との別れを前に、ヒロインは創作落語に挑み、見事演じます
きっと指導医との別れも大切な成長の機会になるんだろうなと想像しました
2年後なのか・・・4年後なのか・・・はたまた・・・
2008年2月14日木曜日
リアルがリアルになる そのリアルさを仕掛けに行こう
振り返りをするようになって、
3ヶ月単位という今まで持ってなかった時間軸が出来たり、
関係ない出来事の関連付けが進んでいる
怒涛の週末からのひとつの学びは、
「リアルケースからの学び」
言葉だけならあたりまえやん・・・と思うのだが、
リアルケースを経験して学ぶと、学びに重いさと心地いい質感が生まれる
今朝「教育や学習の問題とは、常に個別具体的です。」
と、RSSをかけているブログの先生が書いていた。
そう!!個別具体的なんだ!!
・週末の生物心理社会モデルのWSの4名研修医のプレゼン
・昨日のK先生の家族指向型ケアのレクチャーで5名で40分のロールプレイ
全てリアルケース
全て個別具体的
と、いうことは将来指導医になったときのために、
学びが進んだ有用なリアルケースをストックしないとね
日々学んでいる経験を残しておくことが大切
それは今までは自分のためになっていたけど、
将来出会う家庭医療を目指す人のためにも!
3ヶ月単位という今まで持ってなかった時間軸が出来たり、
関係ない出来事の関連付けが進んでいる
怒涛の週末からのひとつの学びは、
「リアルケースからの学び」
言葉だけならあたりまえやん・・・と思うのだが、
リアルケースを経験して学ぶと、学びに重いさと心地いい質感が生まれる
今朝「教育や学習の問題とは、常に個別具体的です。」
と、RSSをかけているブログの先生が書いていた。
そう!!個別具体的なんだ!!
・週末の生物心理社会モデルのWSの4名研修医のプレゼン
・昨日のK先生の家族指向型ケアのレクチャーで5名で40分のロールプレイ
全てリアルケース
全て個別具体的
と、いうことは将来指導医になったときのために、
学びが進んだ有用なリアルケースをストックしないとね
日々学んでいる経験を残しておくことが大切
それは今までは自分のためになっていたけど、
将来出会う家庭医療を目指す人のためにも!
2008年2月13日水曜日
時間をどう認識するかが、時間の使い方になる
第3回若手家庭医のための家庭医療学冬期セミナーで大阪へ。
二日目に「タイムマネージメント」のWSに参加した。
テーマについてはアソシエや、プレジデント、Think!、LifeHacksの書籍などでいろいろ情報は知っていたので、内容はもちろん、WSの創り方を学ぶ目的でも参加した。
個人的には、手帳を使いこなし、やることのリストアップ、時間の使い方についてある程度できていると
「思っていた」
が、
・カナル現象をとりまくっていることを自己認識したし
・タイムマネージメント行動が出来ているときと、出来ていないときの浮き沈みがあることも知った
学生時代に鴨川に行ったとき、mini好きのT先生にアイゼンハワーの原則も教えてもらっていたのだが、上手く使いこなせないでいた。
その理由がわかった。
・ABCDの表のアップデートをスケジュールに組み込んでいなかった。
金曜日の22時から、月曜日の6時から、土曜日の13時から
のいずれかに、ABCDの表のアップデートをしよう
アイスブレーク、個人ワーク、3名の講師の講演、
「振り返りと行動計画シート」を基に上手く織り成されたWSで参加して良かった!!
二日目に「タイムマネージメント」のWSに参加した。
テーマについてはアソシエや、プレジデント、Think!、LifeHacksの書籍などでいろいろ情報は知っていたので、内容はもちろん、WSの創り方を学ぶ目的でも参加した。
個人的には、手帳を使いこなし、やることのリストアップ、時間の使い方についてある程度できていると
「思っていた」
が、
・カナル現象をとりまくっていることを自己認識したし
・タイムマネージメント行動が出来ているときと、出来ていないときの浮き沈みがあることも知った
学生時代に鴨川に行ったとき、mini好きのT先生にアイゼンハワーの原則も教えてもらっていたのだが、上手く使いこなせないでいた。
その理由がわかった。
・ABCDの表のアップデートをスケジュールに組み込んでいなかった。
金曜日の22時から、月曜日の6時から、土曜日の13時から
のいずれかに、ABCDの表のアップデートをしよう
アイスブレーク、個人ワーク、3名の講師の講演、
「振り返りと行動計画シート」を基に上手く織り成されたWSで参加して良かった!!
2008年2月6日水曜日
若き☆☆☆フレンチシェフの姿からの振り返り
Professional File077 フレンチシェフ 岸田周三
33歳という近い年齢に刺激された時間だった。
メモ&振り返り
・『ここが最前線』という気概を持つ
そういえば、3年前はHCFMが日本の家庭医療の最前線だと思っていた。
今はあんまり、そんな尖がったことは考えていないけど、
日本の中でもベストな環境で学んでいる気持ちがある。
だからこそ、そのプレッシャーが自分を強くさせているのかもしれない。
・『自分なりのオリジナリティがアイデンティティ 自分だけの一皿を追う』
これは「守破離」の「破離」の言葉なんだろうな・・・
家庭医としては今はまだ、「守」の時期・・・時々「破離」たくなるけれど・・・
・『昨日より今日、今日より明日』
かなり今回のテーマとなる言葉だった
後期研修医になって、常に試行錯誤し、
例え僅かでも進化しようという貪欲さが減った気がする・・・反省
きっと、「胸の中で課題を持っておく」作業が減っている
些細な疑問、一瞬の悩み・・・
成長の種は毎日の外来に宿っている、再び集め始めないと・・・
・『料理人として忘れてはいけないこと。料理=命を食す』
うーん。家庭医として忘れてはいけないこととはなんだろう?
「身近な存在として、その人の命をまもり、暮らしをささえること…
その人を診る事、その人の家族・地域などの背景を考えること…」
かな~
これらは意識することで、忘れてはいけないことではないか・・・
memento moriとかかな・・・
・『師(パスカル・バルボ)との出会い』
やっぱり人生の理想や原型と出会うことは大切。
家庭医としての原型に、学生時代から多く出会えたことが今でも財産になっている。
「我以外皆師」という言葉を思い出した。
初期研修医のとき、同期の診察風景のビデオから多くを学んだ記憶を今もはっきりと覚えている。
師を持つこと、理想や原型と出会うこと。
そして、それを忘れないことが大切なんだろうな。
・ 『精肉店で見習い/肉の熟成・調理を習う』
フレンチの修行の過程で、彼の仕事の幅を形成した時間なんだろうな。
料理人という仕事への熱意と愛情を感じたエピソードだった。
仕事に関係することは全て吸収する姿勢。
幅が出来ると、高みにも深みにも通じる。
まずは、種々のプロジェクトを大切にしよう。
・『師と仕事をするか、帰国するかの選択。師が反対する中、帰国』
選択に迷ったのちの結論は原動力になる。
北海道に行くかは締め切り1分前まで迷った。
でも、「北海道に来たからこそ!!」という力になっている。
最近の在宅での看取りについて葛藤があり、別の指導医に話したら、
「迷いがありながら決めることが大切」と言われた。
すーっと染み入るFeedbackだった。
3年後、
試される大地で更なる挑戦をするか、
母なる湖の近くで新たな挑戦をするか、
とても迷っている。・・・きっといい結論がでるだろうな。
33歳という近い年齢に刺激された時間だった。
メモ&振り返り
・『ここが最前線』という気概を持つ
そういえば、3年前はHCFMが日本の家庭医療の最前線だと思っていた。
今はあんまり、そんな尖がったことは考えていないけど、
日本の中でもベストな環境で学んでいる気持ちがある。
だからこそ、そのプレッシャーが自分を強くさせているのかもしれない。
・『自分なりのオリジナリティがアイデンティティ 自分だけの一皿を追う』
これは「守破離」の「破離」の言葉なんだろうな・・・
家庭医としては今はまだ、「守」の時期・・・時々「破離」たくなるけれど・・・
・『昨日より今日、今日より明日』
かなり今回のテーマとなる言葉だった
後期研修医になって、常に試行錯誤し、
例え僅かでも進化しようという貪欲さが減った気がする・・・反省
きっと、「胸の中で課題を持っておく」作業が減っている
些細な疑問、一瞬の悩み・・・
成長の種は毎日の外来に宿っている、再び集め始めないと・・・
・『料理人として忘れてはいけないこと。料理=命を食す』
うーん。家庭医として忘れてはいけないこととはなんだろう?
「身近な存在として、その人の命をまもり、暮らしをささえること…
その人を診る事、その人の家族・地域などの背景を考えること…」
かな~
これらは意識することで、忘れてはいけないことではないか・・・
memento moriとかかな・・・
・『師(パスカル・バルボ)との出会い』
やっぱり人生の理想や原型と出会うことは大切。
家庭医としての原型に、学生時代から多く出会えたことが今でも財産になっている。
「我以外皆師」という言葉を思い出した。
初期研修医のとき、同期の診察風景のビデオから多くを学んだ記憶を今もはっきりと覚えている。
師を持つこと、理想や原型と出会うこと。
そして、それを忘れないことが大切なんだろうな。
・ 『精肉店で見習い/肉の熟成・調理を習う』
フレンチの修行の過程で、彼の仕事の幅を形成した時間なんだろうな。
料理人という仕事への熱意と愛情を感じたエピソードだった。
仕事に関係することは全て吸収する姿勢。
幅が出来ると、高みにも深みにも通じる。
まずは、種々のプロジェクトを大切にしよう。
・『師と仕事をするか、帰国するかの選択。師が反対する中、帰国』
選択に迷ったのちの結論は原動力になる。
北海道に行くかは締め切り1分前まで迷った。
でも、「北海道に来たからこそ!!」という力になっている。
最近の在宅での看取りについて葛藤があり、別の指導医に話したら、
「迷いがありながら決めることが大切」と言われた。
すーっと染み入るFeedbackだった。
3年後、
試される大地で更なる挑戦をするか、
母なる湖の近くで新たな挑戦をするか、
とても迷っている。・・・きっといい結論がでるだろうな。
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