週末はこのいきいき健康フェスティバル2013に参加してきました
ブースは「まちのお医者さん」
本当は「いなかのお医者さん」なのですが…
長浜市と京都大学医学部大学院医学研究科が共同で行っている、0次健診をきっかけに立ちあがったNPO健康づくり0次クラブが主催しているお祭りです
思ったより派手!! フワフワで遊べたり、ロードトレインが走っていたり・・・
消防車や救急車の展示もあり、そして起振車まで来ました!!
うちの息子大興奮間違いなしです
10時から16時まで、医師会の4人の先生と交代しながらいろんな健康の相談に乗ることができました
「お医者さんかかっているけど、これで大丈夫?」
「これって受診したほうがいいよね?」
「これだと受診しなくてもいいよね?」
という相談が多かったです。普段の診療と違う語りが聞けて勉強になりました。
こうやって気軽に相談できる場もあると良いですよね。
あと保健師さんはじめ医療行政の皆さん、看護師会や歯科医師会の皆さん、検査技師さんたち、
リハビリのスタッフの皆さん、そして市立や日赤の先生方も休日返上で参加されており、
All Nagahama!! という印象の場になっていました。
このメンバーが日夜、市民の皆さんの医療について一生懸命汗をかいているんだな~
としみじみしました。
普段はこうやって一堂に会することは少ないのですが、フェスのお陰ですね
年々良い会になるといいな~(前夜祭や打ち上げで横の交流なども是非!)と思いました
2013年5月20日月曜日
2013年5月10日金曜日
恩師の最終講義
衣笠塾という塾に、大学2年生から卒業まで通っていました。
そこでは滋賀や京都の医学生等が集まり、医療についての様々なテーマで早川一光先生と座談会をするという場でした。
一年生の時の医学概論でその塾の師である早川先生とはお会いしていたのですが、
関わりが始まったのは、その一年後。「松井さん、早川先生の所に一緒に行きませんか?」と一年生のFさんが声をかけてくれたことがきっかけでした。
月一回土曜日の夜に衣笠までFさんのスカイラインに乗せてもらい、
元気について、命について、生き方について、死についてなどいまから思うと哲学的な話をしていたように記憶しています。
丁度美山診療所の立ち上げの時期でもあり、一緒に美山町のイベントに参加したり、
京都の他の開業医の先生との勉強会に参加したりもしていました。
その後FPIG関西の前身となった勉強会にもなりました。
懐かしや・・・。
その早川先生の医学概論が今年の4月18日で最後と言う連絡をもらいました。
可能であれば是非参加をとのことで、訪問診療のスケジュールを調整して参加してきました。
・誰か助けを求められたら「僕が行く!」という精神が重要
・医療者は手を大切に
・医の道、看護の道によく来た! 遠くから眺める富士は美しいが登ってみると岩場でジグザク、しかも医と看護の山には頂上がない
・医業はsymphoniesの時代
・医学を総合人間学(哲学文学音楽宗教)の中に組み込もう
・町衆の生活の中に医療がある
・命のはかなさ、一瞬だからこそ大切に
などなど、久しぶりの語りに「衣笠塾ってこんな感じだったな~」と当時を思い出しました。
家庭医を知る前の自分が、家庭医療という概念と出会った時の衝撃やキャリアへのあこがれは、
この語りや衣笠塾でのDiscussionで形成されてきた気がしました。
そしてサプライズ!
琵琶奏者の方を連れてこられ、「平家物語」と「雨にも負けず」が演奏されました
初めて琵琶演奏を聴きましたが講義室に響き渡る大迫力でした
演奏を聴いている早川先生からは、
何かを伝えたい、何かを届けたい。それは一人ひとり違ってもいいよ
でもこの音から命を、医療の本質を感じてほしいという佇まいを感じました
まさかの最終講義で寂しい気持ちもありましたが、
その場に居合わせることができ、また自分の持ち場でコツコツ頑張ろうという気持ちになりました
そこでは滋賀や京都の医学生等が集まり、医療についての様々なテーマで早川一光先生と座談会をするという場でした。
一年生の時の医学概論でその塾の師である早川先生とはお会いしていたのですが、
関わりが始まったのは、その一年後。「松井さん、早川先生の所に一緒に行きませんか?」と一年生のFさんが声をかけてくれたことがきっかけでした。
月一回土曜日の夜に衣笠までFさんのスカイラインに乗せてもらい、
元気について、命について、生き方について、死についてなどいまから思うと哲学的な話をしていたように記憶しています。
丁度美山診療所の立ち上げの時期でもあり、一緒に美山町のイベントに参加したり、
京都の他の開業医の先生との勉強会に参加したりもしていました。
その後FPIG関西の前身となった勉強会にもなりました。
懐かしや・・・。
その早川先生の医学概論が今年の4月18日で最後と言う連絡をもらいました。
可能であれば是非参加をとのことで、訪問診療のスケジュールを調整して参加してきました。
・誰か助けを求められたら「僕が行く!」という精神が重要
・医療者は手を大切に
・医の道、看護の道によく来た! 遠くから眺める富士は美しいが登ってみると岩場でジグザク、しかも医と看護の山には頂上がない
・医業はsymphoniesの時代
・医学を総合人間学(哲学文学音楽宗教)の中に組み込もう
・町衆の生活の中に医療がある
・命のはかなさ、一瞬だからこそ大切に
などなど、久しぶりの語りに「衣笠塾ってこんな感じだったな~」と当時を思い出しました。
家庭医を知る前の自分が、家庭医療という概念と出会った時の衝撃やキャリアへのあこがれは、
この語りや衣笠塾でのDiscussionで形成されてきた気がしました。
そしてサプライズ!
琵琶奏者の方を連れてこられ、「平家物語」と「雨にも負けず」が演奏されました
初めて琵琶演奏を聴きましたが講義室に響き渡る大迫力でした
演奏を聴いている早川先生からは、
何かを伝えたい、何かを届けたい。それは一人ひとり違ってもいいよ
でもこの音から命を、医療の本質を感じてほしいという佇まいを感じました
まさかの最終講義で寂しい気持ちもありましたが、
その場に居合わせることができ、また自分の持ち場でコツコツ頑張ろうという気持ちになりました
2013年4月3日水曜日
あざいでの一年目の振り返り
早いもので、あざいでの一年が経ちました
8年ぶりの地元、新米雇われ院長、慣れない組織文化、親友との共同経営など
大きな大きな挑戦の一年でした
北海道のキャッチフレーズに「試される大地」とあるのですが、
滋賀に帰ってきたこの一年こそが「試される湖!?」でした
家庭医として、そして個人として
初めてづくしの様々な役割や困難や出会いや機会があって
その一つ一つの内省と教訓から学び、
その一つ一つへの感謝と生かされている気持ちを味わいました
時には厳しく生々しく、そして手ごたえややりがいもあり・・・
家庭医療の実践者・指導医・研究者を目指してきたこれまでの7年間と、
この1年間では全く質の違う時間が流れていました
一人前の家庭医・指導医・経営者としての準備期がこれまでの7年間で、
昨年から家庭医・指導医・経営者としての本格的な活動期に入った気分です
節目を越えて立ち位置が激変したんだな~と思いました
まだまだ課題も挑戦も山積していますが、
少しずつ良い方向に向かっている実感もあり、
この4月からも丁寧に楽しく過ごしていきたいと思います
8年ぶりの地元、新米雇われ院長、慣れない組織文化、親友との共同経営など
大きな大きな挑戦の一年でした
北海道のキャッチフレーズに「試される大地」とあるのですが、
滋賀に帰ってきたこの一年こそが「試される湖!?」でした
家庭医として、そして個人として
初めてづくしの様々な役割や困難や出会いや機会があって
その一つ一つの内省と教訓から学び、
その一つ一つへの感謝と生かされている気持ちを味わいました
時には厳しく生々しく、そして手ごたえややりがいもあり・・・
家庭医療の実践者・指導医・研究者を目指してきたこれまでの7年間と、
この1年間では全く質の違う時間が流れていました
一人前の家庭医・指導医・経営者としての準備期がこれまでの7年間で、
昨年から家庭医・指導医・経営者としての本格的な活動期に入った気分です
節目を越えて立ち位置が激変したんだな~と思いました
まだまだ課題も挑戦も山積していますが、
少しずつ良い方向に向かっている実感もあり、
この4月からも丁寧に楽しく過ごしていきたいと思います
2013年1月20日日曜日
AwayがHomeになる良さ
今週はちょっとハード
経営面での課題がいくつか浮上し、抱えている困難事例も山場を迎えた週でした
そんな中、水曜日は午前の滋賀医大のいつもの講義だけでなく、
夜は病院と地域の緩和ケア・在宅医療にかかわる職種の皆さんが集う湖北緩和ケア・在宅医療研究会でWSを行ってきました
テーマは「退院前カンファレンス」
8職種のシナリオを作成して、ロールプレイとその振り返りを行いました
メッセージとしては、
・医療やケアが進化と同時に分断しつつあるからこそ統合と協働が必要
・チーム医療の概念を「院内から外のコミュニティ」に再定義する必要性
・そのための他者理解と尊重が大切
の3つで、ロールプレイを通して他者理解が進んだ時間でした
参加して下さったメンバーのアドリブと協力がなければ上手くいかなかったので感謝です
そして土曜日は一般医と精神科医との連携推進研修会で、
地域の開業医の先生方と精神科の先生方(5名!!)の前で事例のプレゼンをしました
プレゼンをいくつか区切り、途中途中でディスカッションするという学びの多い形式でした
色々Positiveなコメントも頂けて安堵
家庭医らしいContextual Careの事例だったので開業医の先生からも共感をもらえました~
今週は
・緩和医療や在宅医療に関わる多職種の場
・メンタルヘルスに関わる一般医と精神科医の集まる場
といずれも初めての舞台でAway感があり緊張もしましたが、いずれこの場がHomeになると良いだろうな~という感覚が得られました
普段働いている診療所だけで医療やケアは完結せず、
地理的な地域や人と人とのつながりの中で提供されると良いなと思いました
そのための土壌づくりのような時間だったかもしれません…
AwayをHomeにする
家庭医には必要な日々の取り組みかもしれません…
そう思うと滋賀医大の講義も大分Homeっぽくなってきました
来年度は4年生にも講義の枠をたくさん(6コマも!!)頂けたので頑張ります!!
経営面での課題がいくつか浮上し、抱えている困難事例も山場を迎えた週でした
そんな中、水曜日は午前の滋賀医大のいつもの講義だけでなく、
夜は病院と地域の緩和ケア・在宅医療にかかわる職種の皆さんが集う湖北緩和ケア・在宅医療研究会でWSを行ってきました
テーマは「退院前カンファレンス」
8職種のシナリオを作成して、ロールプレイとその振り返りを行いました
メッセージとしては、
・医療やケアが進化と同時に分断しつつあるからこそ統合と協働が必要
・チーム医療の概念を「院内から外のコミュニティ」に再定義する必要性
・そのための他者理解と尊重が大切
の3つで、ロールプレイを通して他者理解が進んだ時間でした
参加して下さったメンバーのアドリブと協力がなければ上手くいかなかったので感謝です
そして土曜日は一般医と精神科医との連携推進研修会で、
地域の開業医の先生方と精神科の先生方(5名!!)の前で事例のプレゼンをしました
プレゼンをいくつか区切り、途中途中でディスカッションするという学びの多い形式でした
色々Positiveなコメントも頂けて安堵
家庭医らしいContextual Careの事例だったので開業医の先生からも共感をもらえました~
今週は
・緩和医療や在宅医療に関わる多職種の場
・メンタルヘルスに関わる一般医と精神科医の集まる場
といずれも初めての舞台でAway感があり緊張もしましたが、いずれこの場がHomeになると良いだろうな~という感覚が得られました
普段働いている診療所だけで医療やケアは完結せず、
地理的な地域や人と人とのつながりの中で提供されると良いなと思いました
そのための土壌づくりのような時間だったかもしれません…
AwayをHomeにする
家庭医には必要な日々の取り組みかもしれません…
そう思うと滋賀医大の講義も大分Homeっぽくなってきました
来年度は4年生にも講義の枠をたくさん(6コマも!!)頂けたので頑張ります!!
2012年11月25日日曜日
そのワークショップは誰のもの?
この週末は、岡山家庭医療学センター(FPCO)の2012合宿の講師をさせて頂きました。
頂いたテーマは「EBM」
なぜ私に??という疑問もわきつつ、これは意味がある機会と捉え5+1モデルの実践と意気込み、
いつものように大量ダウンロードと主題とリズムを漬け込んで、
それでも間に合わなくて親友の特大サポートを得て準備できました。
EBMって不思議な切り口で、
患者中心の医療の方法の実践の(特に共通の理解基盤を見出すための)要でもあり、
家庭医としての(多様な価値観や不確実性への)寛容さを涵養するものであり、
そのヒエラルキーの6S(昔は4S)で考えると、組織としての実践環境も重要で…
自己変容学習から組織学習を貫くテーマになっていました。
組織構造や経営形態からFPCOは個人的に親近感や親和性の高い組織で、
実際働いている皆さんも、滋賀医大の先輩や滋賀の先輩、昔からの知り合いや馴染みの先生が多く、Awayではなく、非常にHomeな感じで講演ができました。
プレゼンやファシリをしながら一番感じたのは、これは「松井の講演」ではないな~という感覚でした。
もちろんストーリーや演出、表現方法は自分オリジナルであったとしても、
コンテンツや語る立場は、親友のものだったり、所属している組織のものだったり・・・
過去の家庭医療の重鎮のideaだったり…
キュレーションWSという言葉があればぴったりかも
そう思うと「組織に所属している」って、
非常に重要で重みがあって意味があることですね
もちろん「ソロ活動」も重要で重みがあって意味があるのですが・・・
一人ではできない仕事をさせてもらえています
一人ではできない語りを、代表で話している感覚を今回は経験できたからこその気づきです
それにしてもFPCOの雰囲気は最高ですね~
後期研修医からトップレベルの指導医まで幅広い対象でしたが、
どなたもとっても前向きでMoodの良いチームでした
これからも多方面でFPCO×HCFMの交流が続き発展していけばと祈っています!!!
頂いたテーマは「EBM」
なぜ私に??という疑問もわきつつ、これは意味がある機会と捉え5+1モデルの実践と意気込み、
いつものように大量ダウンロードと主題とリズムを漬け込んで、
それでも間に合わなくて親友の特大サポートを得て準備できました。
EBMって不思議な切り口で、
患者中心の医療の方法の実践の(特に共通の理解基盤を見出すための)要でもあり、
家庭医としての(多様な価値観や不確実性への)寛容さを涵養するものであり、
そのヒエラルキーの6S(昔は4S)で考えると、組織としての実践環境も重要で…
自己変容学習から組織学習を貫くテーマになっていました。
組織構造や経営形態からFPCOは個人的に親近感や親和性の高い組織で、
実際働いている皆さんも、滋賀医大の先輩や滋賀の先輩、昔からの知り合いや馴染みの先生が多く、Awayではなく、非常にHomeな感じで講演ができました。
プレゼンやファシリをしながら一番感じたのは、これは「松井の講演」ではないな~という感覚でした。
もちろんストーリーや演出、表現方法は自分オリジナルであったとしても、
コンテンツや語る立場は、親友のものだったり、所属している組織のものだったり・・・
過去の家庭医療の重鎮のideaだったり…
キュレーションWSという言葉があればぴったりかも
そう思うと「組織に所属している」って、
非常に重要で重みがあって意味があることですね
もちろん「ソロ活動」も重要で重みがあって意味があるのですが・・・
一人ではできない仕事をさせてもらえています
一人ではできない語りを、代表で話している感覚を今回は経験できたからこその気づきです
それにしてもFPCOの雰囲気は最高ですね~
後期研修医からトップレベルの指導医まで幅広い対象でしたが、
どなたもとっても前向きでMoodの良いチームでした
これからも多方面でFPCO×HCFMの交流が続き発展していけばと祈っています!!!
2012年11月18日日曜日
大切なメッセージや思いだからこそ、そのCueは小さい
今日は途中から怒涛の午前外来のあと、
市民公開講座「自分らしい最期を、地域で考える」にシンポジストとして参加しました。
熱い病院の先生と優しい訪問看護師さんとのコラボは非常に楽しかったです。
支援して下さった長浜保健所のスタッフの方々には感謝でいっぱいです。
市民公開講座の座談会では部屋いっぱいの40名ほどの市民や医療福祉関係者の方々からの質問・コメントが非常に勉強になりました。
その後、後方支援病院との地域医療意見交換会に出席。
普段お世話になっている専門医の先生方や地域の開業医の先生方、病院の連携室のスタッフの皆さんと普段できない雰囲気での会話ができました。
この半年ちょっとで少し顔の見えるつながりが増えたことも実感できるひと時でした。
そして家族とお風呂に入り、娘に絵本を読んで寝かしつけて、skypeでキャリアメンタリングをしました。「未来に幸あれ」と願いつつ、この道に入る時の思いや悩みに共感しつつ大切なメッセージを届ける時間になりました。
今日いろんな場面で、いくつか偶然に繰り返されたPearlは
「大切なメッセージや思いだからこそ、そのCueは小さい」
です。
それを拾って扱えるか・気づくかがコミュニケーションではとても大切だと感じました。
昨日の振り返りで、それを拾えておらず痛い目にあったと思ったので、
今日は些細な一言の意味深さを感じやすかったのかも知れません・・・
今日は(本当は昨日も、明日も)何気ないほんのちょっとした一言に、珠玉のメッセージが含まれていました
2012年10月11日木曜日
滋賀医大の講義の反復の中で感じたこと。
今日は久々の滋賀医大の講義でした。
いつものように家庭医とは、家庭医療とはは一切語らず、事例を選んでもらって2Caseのプレゼン×ディスカッションをしました。
以下学生さんが講義で感じた「家庭医に必要な能力とその理由」です。
-------------
・今までは家庭医は訪問して、いつもの処方してということの繰り返しで、家庭医に行く分患者さんに密着しているとは思っていましたが、ここまで考えて仕事をしているとは思いませんでした。患者さんそれぞれにストーリーがあって、疾患だけを見るのではなく、背景も見る、むしろ背景のほうが重要視されているんではないかと思いました。家庭医に必要なのは医師でありながらも、その人に隠された背景を読みとったり、入り込めるような人として才能も大切なのかなと思いました。なぜなら家庭医は患者さんや家族に信頼されることが第一歩だと感じたからです。そのためには患者さんのことを知らなければいけないし、そういった人柄であることが一番大切だと思いました。
・単に臨床能力だけではなく、患者さんや家族と良好な関係を維持するコミュニケーション能力(関係を作ったり、保ったり、医師患者関係を崩さない)が家庭医には必要だと思います。プロとして良好な関係を保つというのは、患者を治療するうえで必要なことですし、また一線を引いて自分を守る上でも大切だと思います。
・家庭医は病院にいる医師よりもさらに「患者に寄り添う」「患者の人生に関わる」要素が多くなる医師だと感じました。もちろんどこにいても大切なことですが、家庭医は具体的に実際にその患者さんの人となりを知って生活を知って、また家族をとりまく環境も知ることで、その患者さんにあったゴールを考えることができる、考えてしまわざるを得ない状況にいることができるんだと思いました。だからこそ、患者さん一人ひとりにあった方法を考えるために医学的知識を十分持っている必要があるし、またそういった患者さんの人生に関わるといった覚悟も必要だと感じました。また患者さんだけでなく、家族のケアというのも家庭医のすることなのかなと感じました。またこれだけ関わってくると、自分の精神面にも負担が来ることも多いと思うので、どこかで線引きをすることも大事だし、息抜きも大切だと思いました。家庭医になるには、人間的にも成長するのが大事だなと思いました。
・幅広い医学的知識を持つことが前提としてまずあると思う。それがないと今日行ったようなディスカッションは行えないと思った。その上で単に疾患を治療するということだけでなく、患者さんの生活背景やキャラクター、家族などの周囲の取り巻く環境を加味して、最善を判断する能力が必要だと感じた。なぜなら基礎なる知識がないと何もできないし、患者さんの生活に触れて考えることが多いと感じたから。
・老若男女問わず、幅広い疾患に対応できる臨床能力(とそれを得ようと日々努力する)・姿勢が最低限必要。そのうえで患者さんの考え方や生活背景などもふくめて、バランスのよい視点を持って診療に当たらなければならないと感じた。現状では専門医志向が強く、家庭医を最初から志すにはスタンダードとは言い難いので、その分野で一人前になるには、他人とは異なる道を歩むバイタリティや向上心、意思の強さも重要かもしれない。
-------------
講義も3回目で、過去2階よりも場に没頭と俯瞰のバランスを持ちながら、柔軟に展開できるようになってきた感覚があります。
また、今日はより一層ローテ済の科や前日等の直近の臨床実習の影響があることも把握できたので、それらを確認したり、まだ研修してない科の内容でイメージしにくい事例であればもう少し写真や解説で前提の共有をもう少し手厚くしたいという課題も発見できました。
あと難しかったのは、「家庭医=性格や才能」扱いかな。
「外科=器用」ではなく、トレーニングで誰もがなれるし、確かに向き不向きはあっても、性格や才能ではないという話を図書館から書籍や文献を集めて最後にお話したのですが、いくつかの要素が重なって、やや力不足でした。
難しい医師患者関係、今の日本では一般的にスタンダードでないキャリアを選ぶという困難、地域での住民や行政との対立で医師が去ることになったニュースについての質問などがあり、家庭医の良いところだけでなく、大変なところ、深い部分、プロとしての厳しさにも関心が集まってよかったです。
学生の皆さん、Deepな事例と議論を3時間お疲れ様でした。
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